どうも、こんにちは。
シリーズ前回の続きで、和歌山・加太の淡嶋神社を紹介します。
人形供養の神社としても有名な神社。
そして……奉納された人形の中には、「髪の毛が伸びる」などの怪現象・霊現象を起こす「いわく付きの人形」などもあると言われ、心霊スポットとしても有名な場所でもあります。
今回もそうした霊場の光景をお届けします。
まずはシリーズ前回の続きで、本殿への礼拝から。
本殿を見ると早速、無数の人形の姿が。
本殿の下にも、無数の人形や置物、羽子板などが。
本殿に礼拝した後は、境内を散策してみます。
「針塚」です。
毎年2月8日、「針供養」という祭事が行われます。
本殿で祓い清められた針をこの塚に納め、塩をかけて土に戻すことで、針に感謝し、裁縫の上達を願うという祭です。
主祭神の一人・少彦名命が、裁縫をはじめて伝えた神様だとされることに由来するそうです。
ところで、この針塚周辺にも無数の人形や置物が。
こうして観ますと、実に多種多様な人形や置物がありますが。
少し奥へ入ったところにあるここは、「雛倉(ひなくら)」でしょうか。
さらに奥にも小さな社があります。
中を覗いてみますと……。
いわゆる「生殖器崇拝」の名残りでしょうか。
この社や雛蔵周辺にも無数の人形が。
さらに雛蔵の横には、仮面が並ぶ一角が。
いやはや。
こうして無数の人形や置物、仮面などが並ぶ光景を見続けていますと。
何と申しますか……ただただ圧倒されてしまうようで。
これは「御神水」と「塩壺」と呼ばれる石のようです。
「塩壺」は「お歯黒石」とも呼ばれ、「この水を歯につけると歯痛が消えた」とか「身体の痛い部分にこの水をつけると治る」とか伝えられています。
ここは……ちょっとよく覚えてないのですが、末社の付近だったかな?
末社は、「安産」「子宝祈願」「婦人病治癒」等、女性のお願いが聞いてくれるところです。
昔は祈願のため男根形や自身の髪の毛などが奉納されていましたが、現在は祈願者自身の履いていた下着を奉納する女性が多く、境内奧の末社には絵馬などと共に多数の女性用下着が奉納されている、ということらしいです。
私は末社の方をよく観てなかったので、その辺りのことはよくわからなかったのですが……。
あまり観るべきものではないでしょうし、観たとしても、さすがにそれを撮影してここで紹介するには、少々問題がありそうなので、できませんが(苦笑)。
主祭神の一人・大国主命を祀る「大国主社」……だったかな?
さらに奥、階段を上ったところにある「遷使殿」。
主祭神の一人である少彦命名の使いである蛙を祀っているところです。
「遷使殿」よりさらに奥、「紀文稲荷社」。
元禄時代の有名な豪商・紀国屋文左衛門が奉納したお稲荷さんだそうです。
「遷使殿」と「紀文稲荷社」の近くにこんな場所が。
よくわかりませんでしたが、ここから末社に礼拝するのでしょうか。
ひととおり境内の散策と礼拝を終えた後、再び本殿前へ。
そして外へ。
参拝を終えた後は、入り口前の食堂兼売店で、鯛の刺身やボリュームたっぷりの牡蠣フライなどを堪能。
門前の旅館で、温泉にも浸かってきました。
霊場・淡嶋神社だけでなく、加太の町をいろいろと楽しんできました。
以前、“京都の人形寺”宝鏡寺を訪れた時(シリーズ第60回~第62回参照)にも、たくさんの人形が並ぶ光景を見て、圧倒されてしまったものですが。
しかしここ淡嶋神社で観た光景は、人形の数も規模も、宝鏡寺よりもはるかに凄いものがありました。
京都だけではなく、関西各地、全国各地にはまだまだこんな凄い、楽しい霊場魔所があるんですね。
今後はこうした霊場魔所も、「特別編」として時々紹介していきたいと思います。
それでは今回はここまで。
また次回。
*「淡嶋神社」へのアクセスはこちら(「和歌山市加太観光協会」のHPより)。
*「淡嶋神社」のHP
http://www.kada.jp/awashima/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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