ロスですわ……。
まあ、まだ吹替版があるのでそれまでは終わってない!(と自分に言い聞かせるw)
以下、ネタバレしています。
このアニメ版ラストの江澄の描かれ方が、なかなか不憫なんですよね。
結局、忘羨のふたりを受容する描写がないまま終わってしまいました。
あ、でもあの鈴?は魏嬰から金凌への贈り物の筈だったから、13年前に手に入れて保管しておいたものを(棄てられずに、といった方が正しいかも)江澄が渡してくれたんだよね。
ということは、少しは頑ななこころが軟化したってことなのかも……。
江澄という人、私は初めの頃「ちょっとイラっとする」って思ってました。😅
ゴメンよ江澄……。
彼が口さがなく魏嬰に色々言えるのは、お互いに気のおけない関係だから。言われる魏嬰もどこ吹く風。特に傷つきもしない。傍から見るよりずっとふたりは互いを理解していたと思う。
身分で言うと、江家の跡継ぎと配下の者だけど、江澄は魏嬰のことを自分より下って一瞬たりとも思ってなかったと思うんだよね。(幼い頃を除いて)
悔しいかな誰よりその才能を理解していたと思うし……。だからこそ、将来江家もふたりで背負っていくつもりで頼りにしてたんだよね。
そして、天才である魏嬰に対して凡庸な自分のこともよく分かってたと思う。時に魏嬰を口悪く罵るのも、自分を鼓舞する意味もあったんじゃないかな?
でもさ、魏嬰亡き後の13年間で雲夢江氏を立て直したのは誰でもない江澄なのよ!たったひとりでよ!頼れる肉親も配下の者もいない中……。
ちょっと想像してみるとわかる。頼りにしてた人材を失いひとりで全部やらなきゃいけない地獄。人事から経理から営業?まで。大変過ぎる……。💧(私ならぜってー、ヤダわ)
そして、彼はそれをやり遂げた。凄い功績だしそれも才能だよね。
この13年、歯をくいしばって頑張ってきて、誰にも言えなかった恨みごとの代わりに、魏嬰と藍湛にキツいことを言ってしまったのもわかるような気がするな……。
さらに祠堂で並んで参拝しているふたりを見て、自分から離れていく魏嬰を肌で感じたかもしれない。そりゃ、スイッチ入るよね。
その上での金丹の真実ですから……。
……。
辛いですね。😞💧
あの後の江澄を癒やしてくれるのは、誰なんだろう?
時間という薬と、彼のことを理解してちゃんと評価してくれる人物が必要だよね……。いや、自らの気づきでもいい。
ファンの間では沢蕪君とのカップリングが人気のようですが、恋愛抜きでピアカウンセリング的にふたりで話すのもいいよね。
真実は時に残酷なのだ……。
わかり過ぎるふたり……。😔
もう、みんな幸せになって欲しい!(急に言う)
考えてみると『魔道祖師』のキャラクターは家族の縁が薄い人ばかり。
言わば戦国時代のような背景があるからかもしれないけど、両親が揃っているキャラが少ないよね。そもそも仙師ってそういうもの?それとも原作者は何か意図するところがあったのかしら?
子どもの頃、安定した愛情を得られなかった人が、他人を愛すること、何より正常に自分を愛することを知ってこそ、幸せになれると思うのよ。(ちなみに愛の形は恋愛だけじゃないです😉)
忘羨のふたりはもう大丈夫な気がする。😁
苛酷な運命に翻弄されながらも、不器用に、そして懸命に生きてきた彼らに幸多かれと祈ります。🙏
いや〜、本当に深い物語ですね。
語りどころはまだまだあるw……。