本日やっとU-NEXTで見ました!
ちなみに課金必要です(399円)。
そして、配信が9月27日までとなっています。💦
以下、ふんわりネタバレありで感想を書いていきます。
私は、アニメも好きです。
そう、アニメ「も」好きなんです。
アニメの新作を全部?チェックするとか、話題作は必ず見ているとか、ではなく……。まったくオタクとは言えないレベルのライトなファンです。😅
おまけに最近の話題作は軒並み乗れなくて……。💧鬼滅もチェーンソーマンも推しの子も冒頭の数話で脱落。
何かが自分と合わなかったんですね。
でも、以前ブログにも書いた『映像研には手を出すな』はすごく好きだった!
ものづくりに関しての人々の熱量がとても胸に響きました。
(↓その記事です)
この『ハケンアニメ』は言うなれば『映像研』大人版。
そして、本格的なビジネスの世界を描いているので、それだけシビアだし監督にかかる重圧もハンパないわけです。
ゼロから世界を創り上げるって、本当に凄い。アニメでも完全オリジナルと、原作ものがあると思うのですが、こちらの映画で描かれているのは前者。たったひとりの頭の中にしかない世界を、画にして動かして声や音を入れて映像にしていく……。当然、大勢の人間が関わっています。アニメ制作の基本的な知識も、この映画ではわかりやすく、工夫された画で描かれていますね。
『ハケンアニメ』のハケンとは、【覇権】のこと。そのクールの視聴率トップ作品の事らしいです。
吉岡里帆さん演じる新人の斎藤監督と、中村倫也さん演じる天才王子監督の作品を、それぞれ同時間帯に放映するというわかり易い対決が描かれるのですが……。
これ、最初見ていて「不毛なことするなぁ……」って思いました。😁
なんで真裏にするかな……と。どちらかを選ばせるなんてイケズですやん。
時間をずらして放映すれば、アニメファンは良作アニメを2つともリアタイ出来るんですよ?30分ではなく、1時間という至福の時間を過ごせるんですよ??
もう…ファンのこと、わかってないな〜と、そんな風に思ってました。
でも、見進めるうちに、【競争こそがその業界を活性化させる】そう思うようになりました。まさに切磋琢磨ということです。
現在、韓国エンタメがアジアをリードしているのは、やはりそこに競争があるからではないかしら?自国内での供給だけでなく、最初から世界を視野に入れていること。自国内でも厳しい競争があること。(あまり詳しくはないけれど😅)
自由な競争というのは、普通、善きものを産み出す筈です。
この映画、原作は辻村深月の小説なんですね。原作は未読ですが、劇中に出てくるアニメ作品(対象的な2つ)も辻村氏の作ということですよね?このアニメも設定が良く出来ています。いかにもありそうでちょっと見たくなるような……。😁
そして、何よりキャストが素晴らしい!!
主要キャストはもちろん、その他の端役に至るまで、皆さん良いです!!
熱い🔥けれど突飛でなく節度があって的確で……。素敵な人物造形です。個人的に好みでした。☺️
ストーリーも、メインとサイド共に、ちゃんと人間が描かれています。ヒロインと声優の関係性や、隣家の少年との交流もいいよね。胸が熱くなりました。
ラストシーンを見終えて、思わず部屋でひとり、拍手をしてしまったw。✨
あ、これ、本当の最後のシーンですよ。エンドロールの後もちゃんと見て下さいね!!
さて。
この映画、自分的には非常に刺さった作品となりましたが、世間的にはどうだったのかしら?
興行成績とかってどんな感じ??
調べてないからわかりませんが……。💧
こういう映画を海外の人にも見てもらいたいな……と思います。やはり日本のアニメは有名ですしね。
何ならタイの推したちに見てもらいたいw。
でも、そもそも海外に向けて作られているのかな?ちょっと押し出しが弱い気もする。(日本映画の美点でもあり欠点でもあるような…😅)
意外と何年か後に韓国でリメイクされたりしてね。
ま、それはそれで善きです。
自由な競争は、美しいから。😉