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タイの沼は海ですか?

『I Promised You the Moon』 #2 固執と覚醒

いや〜、このシリーズは、もう名作というか傑作ですね。今さら私が言うことでもないけれど。☺️

映像も綺麗です。夜景が多用されているせいか、バンコクの街中なのにしっとりとした質感が人物を美しく描き出しています。特にオーエウの美しさが際立ちます。前epの水族館のシーンとか今回の月のシーンとか。カメラマンや照明さんたちPPくん推しなの?っていうぐらいw、ゾクッとするような美しさです。


これ以上のクオリティのドラマはなかなか出ないかもなぁ……。そんな風に思ってしまうよ。(言い過ぎ?)

何よりBKPPにとって、これを越える作品にこの先出逢えるのか、ちょっと心配になってしまうレベルです。大きなお世話ですけどねw。😅
まあ、Billkinくんはしばらく音楽の方へ専念するみたいだけど……。

それほどに良いですわ。この大学編も。

さて、本日も勝手な感想を書いていきまーす。絶賛ネタバレしてますのでご注意を。😉




前epで既にテーとオーエウ、それぞれの違いについてほのかに描かれていたよね。でも、2年生になって専科の授業が始まると、もうそれは大きく大きくなってちゃんと向き合わずにはいられなくなってきた……。

これをすれ違いのメロドラマの始まりと見るか、適性への気づきと成長の始まりと見るかで、ドラマの印象は大分変わってくるでしょう。

私はもちろん後者です。
オーエウはモラトリアムの時期を脱しようとしている。
自分というものが分かってきたんだよね。
これは素晴らしいこと。
祝福されて良いことだよ。

【夢を諦める】という言葉はここではあまり適切でない気がする。

彼は【選択】したんだよ。
広告の道を。
自分が好きと思えて、自分を活かせる道をね。
それさえ見つけられない人が多くいる中で、素晴らしいことだよね。だって、パンのための仕事じゃないって言い切れる人、どれくらいいるの?w

でも、テーの気持ちもわかる……。
一緒に頑張ってきたオーエウやキム先輩がいなくなっていく孤独感。大好きな演劇の道を諦めなければいけない日が自分にも来るのかもしれないという不安……。

特に芸術の世界ってさ…本当にシビアだもんね。私も一応芸術関係(音楽)なのでわかります……。ひと握りの人だもん。それだけで食べていけて成功者となる人なんて……。


突然ですが……

【才能=持って生まれたもの✕意識の高さ✕時間】

というのが私の持論なんだけど、トップ先輩も言っていたように成功のためには運も関係あるしね。特に、人気なんてものは全くもって読めやしない。(それを考えるとBillkinPPがここまでになったのって奇跡だよね!😳……私たちは今、奇跡を見ています!!騷)



そして、同じ夢を追う約束が叶わなかった辛さって、同性同士のカップルならではなのかも?って思った。
男女のカップルなら、そもそも同じ土俵に上がってないし(←良い悪いは別として)ここまで心が傷まないような気がする。
こういうのって、スポーツをテーマにした物語なら子どもの頃からよく見てた。「一緒に甲子園目指そうって言ったじゃないか!」みたいなw……。演劇という題材が新しいね。昨年読んだ又吉直樹の『劇場』をちょっと思い出したよ。

真に対等であるからこそ、描けること。そこがBLドラマに私が清々しさを感じ、好ましく思える理由なのかもしれないな……

(ちなみに『劇場版OL』も同性同士だから起こるライバル心や嫉妬心が描かれ見応えがあります。テンポ速いけどちゃんと見ればわかるよねw byOL民)


気まずくなってしまったテーとオーエウだけど、ちゃんとふたりは対話するんだよ。
テーは成長してるよね。
自分の気持ちを正直に言って謝れるんだ。高校の頃とは違う。
そして、そんなテーを包み込むようなオーエウ。傷つきながらも赦すことが出来る人……。
カップルとして月日を重ね、理解し合えるようになっていくふたりだね。



が、しかし……。
このまま何も起こらないんじゃドラマにならない。ゆえに、これから先の展開が厳しいらしいことはもう知っちゃってる……。

うん。それもいいでしょう。
2つの舟が向かう先に待っている嵐を見届けましょう。



















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