やっぱ本家、日本が作るゴジラは面白かね(^^♪
一時の子供だましの宇宙人やらメカゴジラやら出てくるゴジラシリーズは
見るに堪えんもんやったばってんが・・・
こないだのハリウッドのゴジラ対キングコングでちゃメカゴジラが出て来た時は
引いたもんね・・ここまで日本のゴジラ真似せんだっちゃて・・
今回はちゃんと「呉爾羅(ごじら)」の正式名称で登場してます。
やっつけるともシンゴジラの「ヤシオリ作戦」に続き今回は
「海神(わだつみ)作戦」です。
西洋がポセイドンならこっちは「海神」ですもんね(^^♪
今回のはゴジラ映画で最高峰て言われた「シンゴジラ」より面白かったです。
日本のゴジラは決して自衛隊が倒したことはありません。
そして日本のゴジラは不死身や無うて人間が最後には勝つとこが良かとこです。
第1作でも「オキシジェンデストロイヤー」で溶かしましたもんね。
今回のゴジラの特徴は不死身やなくて皮膚が再生するとこ
そいけん冒頭に大戸島でまだゴジラが小ちゃいときゼロ戦の20mm機関砲で
撃っとったらそん時死んで物語は続かんやったとです。
今回見た人最後、生き残とった波辺美波ちゃんの首筋にゴジラ細胞があったと気づきました?(^^♪
続編の伏線かはかたまたジョークやったか(^^♪
いきなり腹に響くゼロ戦の爆音での始まりは「永遠の0」ば彷彿させました。
銀座町ば破壊するとは「三丁目の夕日」でも見たゴジラです。
同じ監督ですもんね。
三丁目の夕日の時のゴジラ・・冒頭のあの場面だけでべらぼうな労力と費用がかかったけん
当時はゴジラ作りたくても作れんて思ったらしいです。
現在は特撮技術も発達してきたけん今回の映像は見事でした。
CGと本物の映像ば組み合わせる技術「VFX」ていう技術がふんだんに使われてます。
そいけん特撮やのうて実際に役者さんが演じて合成してありますけん本物らしい。
そして大東亜戦争初期に猛威ば振るったゼロ戦で始まり
震電で終わるとがまた先の戦争ば意図しとるとがわかります。
それと「核」もだいぶ意図されとります。
日本軍最後の戦闘機は「紫電改」これは漫画にもなったけん有名です。
ちなみにこの「改」て言うとは紫電ば改めて性能ば改良したっていう名前です。
今回出て来たのはそのあと試作品の「震電」
震電は高高度で飛んで爆弾落とすB29用に開発された戦闘機で
実際にはテスト飛行だけで実戦には使われとりません。
これがゴジラば海に誘導し最後の一撃加えますと。
この機は当時、福岡市の工場で開発されましたばってんが終戦で
日の目ば見らずに終わってます。
現在、福岡県筑前町の大刀洗平和記念館に模型が展示されてます。
あらゆる場面で流れる本家ゴジラのテーマが腹に響くほど・・
一緒に見に行った孫は音に圧倒されて映画のあと昼ごはん食いに行こうて言うても
「あの音でお腹が刺激されて食欲ない」て言うたほどです。
ドルビーで見たらもっと凄いでしょうね。
今回、終戦直後やけん自衛隊は出てこんけん自衛隊のテーマは使えん分
ふんだんにゴジラのテーマ使ってます。
今回、生き残るがテーマらしく船も激戦で生き残った日本軍の駆逐艦が
没収しとった米軍から与えられて登場します。
内容についてはネタバレするけん書きまっせんばってんが
細かいとこいろんなとこに意味があるとに気づきます。
一瞬だけ「橋爪功」がちょい役で出演も面白かった。
今のひとは聞いてもわからんと思う主人公の「大石典子」が言うた
「パンパン」も劇中、人の波の中に登場しとります。
昔からゴジラ見よってひっかかるとこのありますと・・・
あの身長のゴジラが海岸にきていきなり出現するやない?
そげん深うないとにそこまで潜ってやってきたと?
そして今回の劇中でもあったばってんが深い深い海の真ん中で
良う立ち上がっとるときのありましょうが・・立ち泳ぎでもあるまいし。
今回のこの場面では泳ぎよりますばってんが時に体半分以上海の上
物語では水深1500mはある設定の場所ですぜ!!
今回のゴジラは戦後の米国の核実験でゴジラが被爆し再生能力が出来たて
暗に設定してあります。
そして今回初めて熱線吐く時、しっぽの先からキャタピラのごと背びれがだんだん
立ち上がってくるとは核燃料棒からのイメージらしく
今回ゴジラが吐いた熱線は明らかに原爆ば表しとりました。
直後に黒い雨も降りよりましたもんね。
戦争と怪獣映画が見事にマッチした物語やったです。
子供だましやのうて大人が見るに堪える筋書きですもんね。
最後、特攻から逃れて生き延びたゼロ戦操縦士の主人公が自分ば攻め
最後に愛する人の敵討ちにゴジラに特攻で幕ば迎えるとですが
思わぬラストは今から見る人のために書かんどこう・・
兎に角、本家の面目躍如で面白かったです!!
まいっぺん見に行こうかな!!(^^♪
チャンチャン