今年は「めんたいのふくや」さんの先代社長の生誕100年の記念の年やそうで
その記念に「博多の食と文化の博物館ハクハク」ば作りんしゃって
今日がそのオープンの日です。
「博多の食と文化」やけん当然山笠の出番。
最初ミニチュアば作って展示しょうてしよったばってんが
「博多祇園山笠振興会」にお伺いば立てたところ
「ミニチュアはつまらん作るなら本物ば・・」て
言われたもんやけん急遽この日のオープンに間に合うごと
発注のあったわけですタイ。
既存の流れでも台の新調やら舁き棒の新調は
長い準備期間掛けて行うもの。
ましてや舁き棒は3年は乾燥させないかんとです。
たまたま4本の山ば請け負うとう山台苦氏のところさい
荒削りの棒の予備があったけん今回はそれで間に合いました。
これが今回出来上がった舁山です。
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※写真ばクリックしたら大きな写真が見られます。
人形は中村信喬作「博多守護長政公」
山台は師匠、山台苦とそのヒヨカタチーム。
中洲流仕立てになっとります。
今回の人形は頭(かしら)手、胴が木彫仕上げで
栞が重たさで歪むくらいやけん舁いて走るために作った無か「舁山」です。
常時展示するけん空港に飾ってある舁山同様
杉壁は造花仕上げで麦わらもドライフラワー仕立てになっとります。
話がややこしゅうなったとはこの後・・・・
今回、TNCさんが開局55周年企画でこの夏放映される
記念ドラマ(めんたいぴりり)でこのふくやの社長ば取り上げたものば制作中です。
エキストラ募集しとるけん好きもんは応募してみたら?
このドラマの中で主人公の回想シーンで昭和20年代の山笠のシーンがあり
今回出来た山笠の山台ば使うて撮影がされよるとです。
ほんな山やけん「造花の杉壁じゃなく本物ば」て言うことで
今度はTNCさんから発注やったとです。
撮影の様子はこちら・・・
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※写真ばクリックしたら大きな写真が見られます。
こちらの飾りは当時の記録写真から復元した
TNC美術スタッフさん制作です。
なんで平尾台で山舁きか?未だにようわからんとですが
そこはドラマが出来てのお楽しみでしょうか?