平成１５年の今日

あの日の夜も
ボービーノックのリハーサルの予定が
入ってたんだよ。

てるおですけど、何か？

・・・
救急車に乗った姉貴からの電話を受けて
最終の山形新幹線にギリギリ乗り込んだ。

「心臓止まっちゃってて」

だって。

２日前に元気な姿で見送ってもらって
東京に帰ってきたんだけどさ。


そんなこと急に言われても
信じれるわけも無く、
変にぼんやりした感覚で、新幹線での時間を過ごしたのを
今でも忘れない。

目に映る風景が・・・というか、時間そのものが
ゆがんでる感覚。

どの辺だったっけかな～、

「戻って来ねっけはぁ～」って、

電話が入ったのは。

宇都宮だったか、郡山だったか。



「親父が居なくなる」って、どういうことなのか
全く想像つかなくて、
「これから俺は、どう生きていけばいいんだ？」って、
そればかり考えてた。



山形について、実家まで徒歩で。
ものの１０分でつく距離が、
すげ～長く感じたよね。
「嘘ならいいなぁ」って。

けどさ、

実家の前が、
喪服を着た人や、親父の職場の人や
親戚やらで、込み合ってるのを見て、
「本当だったんだ・・・」って、理解したの。

そこから先は、

とにかく
いろんな人に
頭下げてたな。

ず～っと、弔問の人が絶えなくて。


気づいたら、明け方で。



目の前に、親父が綺麗な着物着て
横たわってるけど、

「起きあがったら、・・・超　うけるよな・・・。」

・・・とか考えてみたり。



最近、笑い方が似てきたそうです。

　
だけど、

体型は、似ないように
日々、気をつけてますよ。


ではでは。