山強し！自然に完敗。 その１

登ったことある？山に？


てるおですけど、何か？



遊歩道じゃないよ、俺の言ってる『山』って。


普通の山の獣道を登っていくのよ。


本日は、マツタケやらのきのこを採集しに、
登ることになったの。


ま、俺も、整備された山道を登りながら
ちょいちょい斜面を探って・・・


って感じかと思ってたから、

「ここ登るんですか？」って驚いたわけよ、正直。


だって、

道がないのよ。



「行くよ～！はぐれんように！」

と言い残し、お父さん、お母さんは進む進む。



逞しい～！

なんて感心してボ～っっとしてると、置いていかれる。

遠くから

「お～い！」って声だけがする。



こりゃ～、遭難しちゃうぞ！


そんな危機感を抱えながら必死に山を歩きながら
きのこを探す。

蜘蛛の巣にひっかっかるのは、当たり前。


きのこどころじゃなかった・・・ってのが正直なところ。

ついて行くのがやっと。

うちのかみさんは？

鼻歌歌いながら、木の枝を振り回して
「こうやると、蜘蛛の巣に引っかからないよ」と。

いつのまにか、タオルをほっかぶりし、

現地人となっている。


さすがである。



続く。