見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

政治にある「情」は一般国民にも向けられる?

2006-11-26 20:30:44 | 政治・社会
郵政造反組復党問題が揺れている。
中川昭一政調会長VS中川秀直幹事長の「情をとるのか、筋を通すのか」の行末が注目される。

自民党の中川昭一政調会長は、23日の岐阜市で、「柔軟性を持ちやっていくのが自民党。政治には最後は『情』ってものがある」と述べた。郵政民営化賛成の誓約書提出を復党条件にした中川秀直幹事長の対応を意識しての発言である。

一方で中川幹事長は「筋を通すべき」と、造反組が復党条件を受け入れることの必要性を強調する。

「政治的判断でこうなりました」に次いで、恣意的臭いに満ちている言葉「何事にも情が必要」。

「人情の厚さ」をその人となりの判断材料にする日本人は少なくない。情に訴えた者が勝つ。筋を通す者は薄情だと非難される。
が、「情」は限りなく主観的で感覚的なもの。個人の価値観と大衆の気分に左右されるので、恣意的に利用されやすい。
地方政治の世界でも、個人的な「情」で政策決定するケースが少なくない。
 >事例はこちら
時にそれは効果的に働くが、何を意図して「情」を持ち出すのか、「情」の対象が利権を守るための特殊な人だけになってはいないか、見極める力が、国民/市民に必要になる。


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