昨日やっと、いよいよ市内と言いながら南区の常盤に行ってきた。
我が家からは遠いな~
ロートレック展・・・今回のはギリシャの富豪のコレクションだ。(フィロスコレクション)
素描が中心で非常に小さい作品も工夫しての展覧が多かった.
しかしその線は大胆ではないが繊細で的確なデテールを描き出していた。
リトグラフさらに商業目的ポスターへとそのタッチは変わりなく繊細に表現されていることが判った。
当時の(1800年代終盤)のいわゆる文化人の中で囲まれて彼は表現し続けていたことが目の当たりにできた。
今は失われた、フランスの深い歴史と文化が華やいで咲き誇っていたど真ん中に彼はいた。
36歳の生涯を終えるまで5000点以上のスケッチが遺されているそうだ。
まるで色彩を貼られた絵画とは違う、モノトーンの息吹が・・・何故か「やるせなく」感ぜられた。
一般入場料1500円のところ。
爺さん価格(65歳以上)
1400円にしか安くならんかった。
けち!
芸術の森敷地内も晩秋というより初冬のたたずまい。
落ち葉も最後の見ごろだった。
イタヤ系の落ち葉が多く、意図的な植林されたことが判った。
帰ってきてチケットとともに渡された、ブックマーカー風の厚紙の小片が嬉しかった。
夕刻、南の空に半月がくっきりと観られた。
息をのんで気持ちが落ち着くのを自覚したのだった。