次の世代のために 今できることを

“そもそも”何で?

国が行ったことですっかり有名になった「事業仕分け」ですが、非営利・独立のいわゆるNPOのシンクタンク“構想日本”が時間をかけて多くの自治体で取り組んできたものです。

2002年2月に岐阜県で行われ、その後岩手県、宮城県、秋田県、三重県、高知県、と、多くの改革派知事が取り組み、今では全国の市でも実施されるまでになっていました。

入門 行政の「事業仕分け」―「現場」発!行財政改革の切り札
構想日本
ぎょうせい

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広島県では11月の知事選挙で、湯崎新知事が誕生し、就任直後の2010年度予算編成から実行に踏み切るために、構想日本の協力の下、今日、この事業仕分けを実施しました。

国が大々的にこの事業仕分けに取り組む以前から、各自治体で構想日本が実施している事業仕分けを実際に見てみたいと思っていましたので、今回広島で行われるということで行ってきました。


会場は広島県庁。
開始時間から30分遅れて着きましたが、人の気配が全くありません。
本当にあるのかと少し心配に...


とりあえず6階へ。

上がってみてびっくりしました。

テレビカメラや報道陣も非常に多く、一般傍聴者用に準備された席も満席でした。


場内は撮影禁止でしたので、外に出てから撮りました。

この日行われたのは2班編成で20の事業についての仕分け。

仕分け人には、県外委員として構想日本の仕分け人他市の職員(厚木市・横須賀市・草加市など)や、県民委員として大学教授、公認会計士などが参加をしていました。

仕分けのやりとりを聞きながら頻繁に出てきたのが「そもそも何で」という言葉。

「そもそも何でこの事業にこれだけの予算を費やしている訳ですか」
「そもそも何で県がこれをする必要があるんですか」
「そもそも何で・・・」

構想日本が掲げる事業仕分けのルールは次の5点。
1.公開で行う
2.具体的な内容で判断する
3.そもそもから考える
4.最終的にだれの仕事なのかを考える
5.外の目を入れる

益田市では、今年度は副市長がトップとなって事務事業の見直しをする予定でしたので、当然事務事業の見直しも進んでいません。

ガチンコの議論を聞きながら、市長の説明不足なトップダウンで組織が完全に壊れる前に、思いきって構想日本に相談してみるべきではないかと思いました。


帰りは本屋へ。

以前から気になっていた本などを購入して帰りました。

半農半Xの種を播く
塩見 直紀,種まき大作戦
コモンズ

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地域づくりの経済学入門―地域内再投資力論 (現代自治選書)
岡田 知弘
自治体研究社

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行け行け!わがまち調査隊―市民のための地域調査入門
岡田 知弘,品田 茂
自治体研究社

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