ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

限りある時間の使い方(オリバー・バークマン /著  高橋 璃子 /訳 )

2023年01月15日 | 読書


やることが多い世の中です。
やることをやっても、次々にやることが増えて忙しい毎日です。


本書は、

「タスクをすばやく片づければ片づけるほど、
ますます多くのタスクが積み上がる」

「全部できるはずという信念が強ければ強いほど、
やるべきことは積み上がり、本当にやるべきか?
と問う余裕がなくなってくる。
その結果、どうでもいいタスクばかりが増えていく。」



と鋭い指摘を投げかけてくれます。
痛いところをついてきますね(>_<)


そんな終わりのない忙しい状況を少しでも解決してくれるために、
ヒントを与えてくれるのが本書です。


「まず、自分には限界があって、その事実を直視して受け入れれば、
人生はもっと生産的で、楽しいものになるはずだ。」

「限界を受け入れるというのは、つまり「何もかもはできない」と認めることだ。」

「自分がやりたいことも、他人に頼まれたことも、
すべてをやっている時間はない。絶対にない。」



たしかに全てができるだなんて大間違い。


ならば!
毎日やることに優先順位をつけるということでしょうか?


その点、本書では、


「何かに時間を使うと決めたとき、
僕たちはその他のあらゆる可能性を犠牲にしている。
その時間にできたはずのことは山ほどあるけれど、
それでも僕たちは、断固として、やるべきことを選ぶのだ。」



日々のやることに優先順位をつけるとかいうレベルではなく、
人生レベルで、
やるべきことを見極めるということが大事ということですね。


その上で、

「人生は有限であり、
だから必然的に二度とない体験に満ちている。」

「実際、人生のあらゆる瞬間はある意味で「最後の瞬間」だ。」

「時間を支配しようとする態度こそ、
僕たちが苦しめられる原因である。」

「現実には、やるべきことはいつだって終わらないし、
何かを捨てることは避けられないし、
どんな経験も、痛みを伴わずにうまくいく保証はどこにもない。」

「そんなつらい現実を受け入れて、何の得があるのかって?」

「ここにいることができる。人生の本番を生きられる。
限られた時間を、本当に大事なことをして過ごせる。
今この瞬間に集中できる。」


ということを教えてくれています。


日常で時間をコントロールしようとしてしまいがちです。
当たり前だけど、そんなことは本当はできないのです。
私は欲張りなので、あれもこれもしたいと思ってしまいます。
毎日タスクに追われながら、
何でこんなに時間がないんだろうと途方にくれることが多いのです。


人生にとっての選択をするとしたら、
私にとって今やるべきことは?


家族との時間、音楽活動、仕事。


・・・うーん、1つにはできないなぁ。
やっぱりこのまま忙しいままなのか。
まぁ、いいか。徐々に減らしていこう(^^;)


人生の優先事項のためにできないことが増えたとしても、
限りある時間の中では避けられないこと。
その現実を受け入れて、少しやることも減らして、
今ここ!を生きていこうと思います^^/☆

2023年の目標

2023年01月09日 | 読書
久しぶりの投稿。

2018年9月29日

ただし、この時は日記の記事だったので
読書感想文の最終投稿は
2016年11月3日。

久しぶりすぎる!
サボりすぎでしょう!

ずっと気になっていたのに、
行動できず(;'∀')

2023年の新年を迎えたタイミングで、
また読書感想文の記事を再開したいと
思いました。

「新書限定」としていたのですが、
最近の読書はもっぱらビジネス本。

ビジネス本で元気出して、
元気に仕事して、
元気に過ごす。

これが最近の生活スタイル。

なので、このブログも
「新書限定」から
「ビジネス本」
に変えることにしました。

今年は、
ビジネス本読んで、
このブログに感想文投稿して、
元気に仕事して
元気に過ごす。

そんな一年にしたいと思います!
よろしくお願いします!

スマホが神になる~宗教を圧倒する「情報革命の力」~(島田裕巳 著:角川新書)

2016年11月03日 | 読書
かなり久しぶりの更新です。、長期間さぼっていたので、リハビリのつもりで書きます^^/


スマホは私たちの生活には欠かせません。
目的地を調べる。好きな音楽をyoutubeで聴く。
料理をするにも、何か調べものをするにも全てスマホ。
友達と待ち合わせをするのにもスマホが欠かせません。

多くの人がこのような日常生活を送っていると思います。
スマホは日常生活そのもの。

なので、「スマホが神になる・・?」ってちょっと違和感を覚えながら手に取った一冊です。
なぜなら神って自分の信仰とか不可侵なことで、日常生活レベルではないような気がして。

でも、読んでるうちに「うん。あるわ、あるわ」の連続。
何があるのかって、スマホは何でも教えてくれる全知全能なツール。
知らないことがない。何かきいたら全て答えてくれる。
ラインやSNSを通じて人ともつながれる。


情報、生きる指南、人とのつながり、居場所。
それは元来、宗教が果たしてきた役割で、今はスマホがその役割を担いつつあるということを
改めて気が付きました。


いまヨーロッパでは教会離れが進んでいて、
信仰熱心なアメリカでさえ無宗教の人が増えているそうです。
要因は色々あると思いますが、本書では資本主義の発達による影響を挙げています。
いずれにしても世界的に無宗教が増えている状況において
スマホは、人が生きるための情報や指南、人とのつながりや居場所を提供してくれる
そういう意味で「宗教」または「神」のような存在になるのかもしれません。

おわりに。
筆者はスマホをお持ちでないとのこと(笑)。
タブレットやパソコンを使用できる環境だからというのが大きいらしいのですが、
大きな理由は、

「スマホに支配されるような状態にはなりたくない(中略)無スマホ論者である」

ということだそうです。
筆者のこの考えに賛成です。
現在私は、スマホとガラケーの2台持ちで、スマホはパソコンとガラケーのあくまでも「サブ」ツールとして
頼り切ることなく、ちょうど良い距離で付き合っています。

本書を読んで
「スマホが神になる」世界の状況に納得しながらも、
現在のちょっとスマホ生活、ちょっとアナログ生活は維持していきたいと改めて思った一冊です。感謝☆