ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

「残念な人の仕事の習慣」(著:山崎将志)

2010年11月15日 | 日記
読書家の先輩にお借りした1冊。

本書で挙げられている「残念な人」の例は
大部分において自分のことであるということが認識されてしまう
恐ろしい本でした。
と同時に、具体的な成功例を知ることにより
仕事に対するモチベーションが上がりました↑↑


普段から仕事においての効率化を考えることはありますが、
本書では効率化の成功例を実に面白く、そして理論的に教えてくれます。


朝食無料サービスで朝利用の客のキャンセルが激減し
キャンセル対応にかかるコストが削減されたゴルフ場の例。
宿泊客への大浴場入浴サービスにより個室の浴槽利用が減り、
清掃にかかるコスト削減につながったホテルの例。


これらの例は、先に効率化がありきではなく、
顧客サービスをまず考え、
そこから得られる会社側の利益が
結果的に効率化につながっているということは注目に値します。

このような例を見ていると、
効率化ありきで物事を考えてしまい、
「なぜ」「何のために」効率化するのかということを考えられない人こそが
残念な人であることがよく分かります。


また、仕事に対するモチベーションの持ち方についても
参考になる例がたくさん挙げられていました。


楽しい仕事をすることは理想の働き方ですが、
情報管理などリスクが多い今の時代においては、
楽しい仕事というのは減ってきています。


このような中で仕事を楽しくする方法は
英語やMBAの勉強よりも
仕事に関する中での勉強をとことんしていくことが挙げられています。


仕事の内容を法律、規則レベルで把握することはもちろん必要最低限のことですが、
例えば、文書1枚にしても、
なぜこのような文書がでているのかの必要性、経過などを抑えておくことや
業務上必要なパソコンの知識を完璧にマスターすることなども
大切な仕事の勉強ということをあらためて実感しました。


このような仕事の勉強を深めていけば、
仕事がこなせるようになる⇒仕事が早く終わる⇒
プライベートが充実する⇒仕事が楽しくなる
・・・というような好循環が挙げられています。


私は完全に順序が違っていたなぁ、とあらためて反省。
まずは仕事がおもしろくなるように今の仕事の勉強を重ねていきたいです。
もう遅いかもしれませんが。。。


そのほかにも本書にはおもしろい話がたくさんあり、
とても参考になりました。


同著者の「残念な人の思考法」も以前から気になっているので
今後は、ぜひ読んでみたいと思います。

「なぜフランスでは子どもが増えるのか フランス女性のライフスタイル」(著:中島さおり)

2010年11月12日 | 日記
少子化対策。大いに興味あり。
なぜ、フランスでは子どもが増えるのか
素朴な疑問をもっていました。

同氏の著書
「パリの女は産んでいる〈恋愛大国フランス〉に子どもが増えた理由」
でも勉強になる話がたくさんありましたが、
本書でも、参考になる話が多くありました。

フランスで
子どもを産み育てやすい社会的制度が充実しているということは
言うまでもありませんが、
このような社会的制度のほかに、
特に女性が働きながら子育てができる環境として、
保育ママやベビーシッターなど
有償で他人に子どもを預けられる環境が整っていることが挙げられていました。

これだけなら、「やっぱりフランスは進んでいるのか」となりますが、
これで終わりではありません。

実はこの「他人に預けられる環境が整っている」というのは、
フランスではあまり子どもを大切にしなかった歴史からきているとのことは
大変興味深い話でした。

昔フランスでは、ある程度の階級の女性は子育てより社交が大切とされていました。
そうなると子どもの面倒見る乳母の需要が増えます。
そこで子供を生まれたばかりの子を里子に出し、
母乳が出るうちに乳母をして働くことで収入を得ていた「乳母産業」が発展しました。
フランスで他人に子どもを預けられる環境が整っていることは
このような歴史からきているという側面もあるのです。

日本はこのような背景とは大きく異なり、
昔から自分の子供は自分で育て、
子どもを大切にしてきた文化や歴史があります。
もちろん今のフランスの親は子どもを大切にしていますが、
今後「少子化対策」についてフランスの事例を参考にするときは、
日本とは少し事情が異なることを
少しだけ念頭においたほうがいいのかなと思いました。

また、子どもが増える要因として
結婚に縛られない男女のあり方が社会的に認められているということも、
本書では挙げらていました。

恋愛大国フランス、とも言われるくらいだから、
さぞかし恋愛結婚の先進国かと思いきや、
恋愛結婚の歴史はそんなに古くはないそうです。
昔フランスでは、結婚はあくまでも制度的なものとされ、
夫婦に愛があっては恥ずかしいとまでされていたようです。
(だから不倫文化も進んだわけですが・・・)

そんな時代背景もあり、現在においても恋愛イコール結婚とはならないようです。
今では「パスク」という、一方的に関係を解消できる制度をもとに
多くのカップルが成立しているそうです。
結婚ほどの高いハードルを越えることなく多くの男女のカップルが成立
→多くのカップルが同棲→子どもが誕生
となるわけですね。納得。

著者はこのような制度を日本にも取り入れることを提唱されていますが、
私はこれに疑問を感じます。
やはり婚姻関係を法的に結んだ方が
社会的にも精神的にも家族というものは安定するのではないかと
信じてやみませんが、
もしかしたら私がまだまだ世間を知らないだけかもしれません。

以上、
本書においてはフランスの女性と日本の女性の置かれている環境の違いに
改めて気づかされるわけですが、
日本の少子化対策を考えるにあたり、
全てフランスの環境や制度を導入することは
懸命ではないということにも気づかされます。
日本の置かれている環境、歴史的背景なども考慮に入れた上で、
あらためてどのような対策を講じるべきかを考えていくことが先決です。

しかし、すぐさま少子化対策だけが先決の社会問題とは思いません。
結婚に至るまでの雇用情勢の改善や、
たとえ正社員でなくても安心して結婚ができる社会保障のあり方など、
日本の社会をよくするために考えていくべき社会問題はまだまだ山積みです。

社会問題よりも私個人の問題としては、
長引いている風邪を治すことと
たまっている仕事を日々こなしていくことが先決ですが・・・


「非属の才能」(著:山田玲司)

2010年11月11日 | 日記
どこにも属さない自分の感覚を信じることができるのか。
それは、結構勇気がいることだと思います。

進化論で有名なダーウィンは引きこもりだったそうです。
神が人間をつくったという考えが当たり前だった社会から引きこもって
自分の非属の感覚を信じて、才能を発揮しました。
同じように、才能を発揮する人たちの間で共通しているのは
世間から引きこもった時期があるということ。
これには、なんとなく納得です。

世間に流されず、自分の感覚を信じること。
自分の幼少のころは、この感覚がたぶんにあったように思いますが
組織で働いて、人や情報が多く行きかう街に住んでいる今は、
その感覚が全くなくなってしまったように思います。

あぁ、私も引きこもって
幼少のころのように、もう一度自分の非属の感覚を見出したい。
と、切に思わせてくれる一冊です。
忙しい日常で忘れかけていた大切なことを、思い出させてくれました。

「狂いのすすめ」(著:ひろさちや)

2010年11月05日 | 日記
この本の中での「狂い」とは
世間の固定観念にとらわれず、
そこから外れた生き方をすることで
自分らしい生き方ができるということを教えてくれます。

その狂うための秘訣は
過去を反省するな。
未来に期待するな
過去を反省することはくよくよすることだからやめること。
未来に期待することは今に満足していないということ。
今を一生懸命生きないといけないこと。

だそうです。

今日を大切にしたいなぁ。
今の自分を受け入れたいなぁ
明日は何とかなるかな。
とちょっと自分にブレイク入れたくなる一冊でした。

おひとりホテルの愉しみ(著:富田昭次)

2010年11月02日 | 日記
旅先のホテルもいいけど
近所のシティホテルに一人で泊まるのとかもいいな。


と思える一冊です。


この本には、特徴あるいろんなホテルのお話がでてきます。
本当に行きたくなります。


と同時に、この著者は本当に「ホテル」が好きなんだなぁ。
それがしみじみと感じられます。


これからの時代は
ひとりで近所のホテルで過ごすのが趣味です!
という女性が増えることは間違いないでしょう。


このストレスフルな時代の中
ホテルという空間に癒され
ゆっくりとした時間を過ごし
一流のサービスを受けることは
最高に贅沢なことかもしれません。


というわけで、
私も近所のシティホテルに泊まってみたいなと思っていますが
ボンとお金が出せるわけでもないので
ネットで安いプラン探すことにします。


二流ホテルの一番高い部屋に泊まるよりも
一流ホテルの一番安い部屋に泊まって
一流のサービスを受けよう。
・・・というようなことを
私の大好きな中谷彰宏さんが言っていたことを思い出しました。