ビジネス本・自己啓発本☆読書日記

元気が出たビジネス本・自己啓発本を読んだ感想をまとめます!

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す(著:三砂ちづる)

2010年10月25日 | 日記
生理がしんどい。
検診に行ったら婦人病。
理由もなく不安。
イライラして店員にしつこくクレーム
・・・よく聞く話、よく見る光景です。

そういうのって、もしかしたら、
女性ホルモンとか、女性の身体周期に関係あるんじゃないのかな。
と何となく思っていたときに手に取った一冊です。
この本は私のそんな疑問に、期待以上に答えてくれました。

女性の身体は妊娠、出産のため、
本来すごいエネルギーをもっているそうです。
その力を適切な時期に使わないと、そのエネルギーが消化されず、
オニババになってしまうぞ~
と恐ろしい程に警告してくれる本です。


昔の女性は、社会進出する機会もなく、
ある程度の年齢になると強制的に結婚させられ、出産していましたが、
適齢期に女性としての身体能力を生かしてきたため
今のような医学の力を借りずに、自然な出産できたといいます。
現在、多くの女性を悩ましている生理痛や婦人病なんてものも、
もちろん少なかったと思います。

昔とは対照的に、今の女性は
働くもの、結婚するのも、出産するのも相当自由な状況にありますが、
それがかえって女性としての身体能力を十分に発揮できず、
身体的に支障をきたしている、
とのことです。
 

自由な生き方ができなかったけど、
女として自然な身体能力を発揮でき、身体の負担が少なかった昔の時代か。

人として仕事、結婚、出産、生き方まで自由が与えられているけど、
女としての身体能力は鈍り、身体に負担がかかっている今の時代か。


・・・私にはどちらがいいのか分かりません。

ただ、理想としては、
どちらの選択肢も選べる世の中がいいなと思います。


昔もよかったけど、今もいい。
大切なことは、自分の生きる道を自由に選択し、
なおかつ自分の女としての身体を知ること。
例えば、女が男と同じような働き方をしていては、
女の身体機能には負担がかかります。
自分の身体の声、バイオリズムのようなものを感じ取りながら、
うまく社会に適応していく。


そんな力が問われる時代になっているのかもしれません。


「親子という病」(著:香山リカ)

2010年10月19日 | 日記
大好きな香山リカさんの本です。


読んでいる間、終始鳥肌が立ってしまいました。
「親を殺す子」「子を殺す親」
「子を支配する親」「親に依存する子」・・・


たくさんの気持ち悪い事例がたくさん出ていて
まさに帯のタイトル「全ての親子は気持ち悪い」を裏切らない内容です。


現在の家族は、家族だけの空間と社会で生活していることが多く、
親子関係は密すぎるらしい。


そのため何か問題が起こったら、
家族全員が何かの形で犠牲になってしまう構図には
考えさせられるのもがありました。


家族が、もう少し外との関係を持ちながら
親も子も自立していくことが
大切なんだと実感しました。


でも、「全ての」親子は気持ち悪いのかなぁ、と疑問が残り
考えたところ、
実際には私自身や私の周りには、
この本に出てくる気持ち悪い親子の話がないのでホッとしました。


なので、
わぁ。そういう人もいるんだなぁ~
と割り切って読むととても勉強になる1冊だと思います。


『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』(著:古市 憲寿)

2010年10月16日 | 日記
居酒屋とかによく張ってある
「地球一周、99万円」のポスターで有名なピースボート。
知り合いでも乗船した子がいて、
楽しそうだなぁくらいにしか思ってなかったけど、
この本を読んで、ただの地球一周の船ではないことを知って
もっと興味をもちました。


他のクルーズに比べたら格段に安いから、乗客は若者が多い。
乗船中は、自主イベントがたくさん催されて、
自由であるけど一定のコミュニティもできて、
若者にとって居心地がいい場所となっているらしい。


少し驚きだったのは、乗船後。
月何回かのホームパーティーやルームシェアがされている場合も多く、
このコミュニティは存続しているとのこと。
もはやピースボートに乗り込む若者にとっては、
もはや世界旅行が目標ではなく、世界旅行を目的とした船内生活の中で、
人間関係を築き、自分の居場所をつくることが目的となっているとのこと。
仕事で、自分の立場を向上させるのではなく、
仲がいい友達や仲間に囲まれていればいい。
という若者のあきらめに似た状況が広がっているとのこと。


あぁ、これ、私のことだ。とも思ったり・・・


でも、本田由紀氏が解説の中で、
『社会に対してはあきらめ感を抱き
「仲間とそこそこ楽しく」に危惧を覚える。
仲間と一緒にいることだけが承認のリソースだった場合、
その仲間を失ったり関係がおかしくなったときに、
人は何もない空間に取り残されてしまう。
それを防ぐためには、属する仲間がいくつもあることか、
仲間以外に生きる支えのようなものが必要』ということを言っていた。


私の場合、仲間や友達以外以外の支えとは
家族!と即答ですが、


最近は、地域での基盤もない人も多いし、
仕事も不安定な時代だし、親戚づきあいも希薄で、


もしかしたら、
家族の存在すら生きる支えにできない人もたくさんいるだろうし、
ボーっとしてたら自分の属する社会が決まらない時代なのかもしれない。


だから、これからは自発的に動いて自分で選択することによって得られる社会、
例えば、ピースボートのように共通の居場所を求める仲間や、
趣味での世界など、
自分が自発的に選択して帰属する居場所が
「社会」となっていくんだろうと、
何となく思いました。


それは、がんばることのあきらめではなく、


別の次元での自発的な社会の構築だから、
悪いことじゃないと思うし、
それも健全な社会の構築だと思いました。


でも、だれかは社会の中でがんばらないといけませんね。


元気のない日本に対して、
「だれかが社会を良くしてくれるだろう」と
ひとごとのように思っていてもだめなんだろうなぁ、
と、解説を読んで反省させられた一冊でもありました。

「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい 」(著:前川孝雄)

2010年10月14日 | 日記
仕事のストレスで、日々やけ食い。
あぁ、しんどい。

・・・なんて思っているときに思わず手にとった本です。
インパクトのある題名に惹かれました。

本の趣旨は、ひとことの題名に凝縮されています。
仕事を円滑に進めていくためには、社外の勉強会で名詞交換するよりも、
上司や先輩、同僚とのコミュニケーションをはかり、
人間関係を構築させれば、仕事は思うように進んでいく。
といった内容です。

この本の前提、そして根底となっているのは、
仕事に対するモチベーションの高さです。
この本では、人間関係の構築の前に、まず前提として、
仕事への高いモチベーションがあります。

今の私には、コミュニケーションを図る前に
前提としてのモチベーションがもててないのではないか。
そのモチベーションを揚げるためにはどうしたらいいのかな。
なんて、余計に不安にもなりました。

しかしながら、この本には、
働くことを肯定的にとらえる
その上で人間関係を構築していく。
人間関係がうまくいけば
ますます仕事もうまくいく。
まさに好循環が書かれています。

とりあえずは、
「つべこべ言っていないで働く」

この本ではもっと上のレベルのお話が書かれていたような気がしますが
とりあえず今の私には、
「つべこべ言っていないで働く」が大切なんだと
あらためて思い知らされた一冊でした。


バブル女は「死ねばいい」 婚活、アラフォー(笑) (著:杉浦由美子)

2010年10月12日 | 日記
死ねばいいなんて、衝撃的な題名です。

でもバブル世代の女性(60年代前半から後半生まれ)には大変申し訳ないけど、
とてもおもしろい本でした。
この年代の人たちには私の周りを見渡してもパワーがある人が多いと思います。
このパワーを見習わないといけませんが、
反面では、この年代の人たちが吸ってきた社会既得には
うらやましさだけでは収まらない感じもしました。
しかし何がともあれ、この年代の方々にはバブルのころに培った勢いで、
暗~い社会を元気にしていってほしいです。

対象的だったのが、団塊ジュニアの女子。
堅実だけど、元気ないかんじなのが
バブル世代とは対照的でおもしろかった。
元気出そうぜ。団塊ジュニア。(←私もこの年代)