セキセイインコの椿は毎日一回放鳥している。
夜、さくらちゃんの散歩が終わってお風呂から出るタイミングで廊下に放鳥するのだが、広い世界は楽しいらしくなかなか小屋に戻りたがらない。
そのため、かなり時間をかけてあそばせ(1時間くらい)、小屋に戻ってもらうときも、小屋を明るくして、周りの電気を消すと言うもの。
これがすっかり定着していて、放鳥は自然とあたりが暗くなる夜だけとなっている。
夜、さくらちゃんの散歩が終わってお風呂から出るタイミングで廊下に放鳥するのだが、広い世界は楽しいらしくなかなか小屋に戻りたがらない。
そのため、かなり時間をかけてあそばせ(1時間くらい)、小屋に戻ってもらうときも、小屋を明るくして、周りの電気を消すと言うもの。
これがすっかり定着していて、放鳥は自然とあたりが暗くなる夜だけとなっている。
しかし、顔を見ると出してほしいと思うのか、びったりと張り付いてくる椿さん。
下で別の事をしていても、ぴょんぴょんと跳ね上がって一番近くの止まり木まで寄って来てピタッと私を見上げてくる。
「ここから出して…」
暖房器具であるオレンジのパネルに体を寄せてひたすらこちらを眺めるのだ。
目は口ほどにものをいう。
こんな小さな鳥の、この目ヂカラよ…。
たっぷり放してあげるから、どうか夜まで待ってね…。
言葉はわからないだろうと思いつつ、説明して仕事に向かったのであった。
言葉はわからないだろうと思いつつ、説明して仕事に向かったのであった。