花見の季節

家族4人で桜祭りに行ってきた。
エコを謳う「エコレンジャー」が悪者と戦う寸劇や、スタンプラリー、出店などが並び、非常ににぎわっている。
朝早くから来ている人が多いらしく、先着順のプレゼントなどはすでに終了していた。

前の年は、クジに夢中になったいっくんが、お小遣いをどんどんつぎ込んでいた。
なかなか当たらず、しょげかえるいっくんを見て可愛そうになったものである。
今年はそんなこともなく、比較的落ちついてお花見。

こいちゃんは、進級のお祝いに我が家のデジカメを貰い、ご機嫌でカメラ片手に歩いていた。
いっくんが通信教育を始めたのに、こいちゃんがおとなしく黙っているわけがない。
駄々をこね、とうとうデジカメをとられてしまったのだ。

土手で団子をいただく。
みたらしはすでに売り切れで、次にたれが到着するまで30分かかるというので、取り合えず残っていたアンコを注文した。
いっくんは「アンコいややー！」と、なんと団子の白焼きを注文…。
店の方も哀れに思ったのか、サービスしてくださった。

毎年のことだが、申し訳程度に桜と記念撮影。
出店ばかりに目が行って、見るのを忘れて帰りそうで怖い…。

今年はチンドン屋さんを見つけて、こいちゃんは興味津々。
「これは何！？何をしているの？どうして！？」と質問の嵐。

珍しいものを写したいと思ったのか、カメラを構えるこいちゃんに、チンドン屋さんが「一緒に撮ろうか？」と声をかけてくださったので、こいちゃんも間に入ってパチリ。
ハニカミながら逃げてしまったいっくんと違い、こいちゃんは大変嬉しそうであった。

大きなバルーンは、やはり嬉しいらしく、2回も並んで入るほど。
こいちゃんもいっくんも飛び跳ねながら大はしゃぎしていた。

お昼ごはんは近くのファミレスに入り、それぞれに好きなものを注文。

こいちゃんは、フォッカチャと海老のフライ、スープなど。
そして、やっぱりいっくんの食べ方、おかしい。
カルボナーラスパゲティーと、ライスを注文したのだ。
運ばれてくる大量の炭水化物。
まずは、ご飯をおかずに、ご飯をガツガツと食べる。
「おいしい～、牛乳の味がする～」と夢中で食べるのだから、どうもよく判らない。
ご飯をすべて食べたその後で、スパゲティを一人前。
最後はこいちゃんに貰ったフォッカチャでパスタ皿を拭いて完食である。
普段、あまり子供たちのそんな様子を見ることがない伴侶は、その食べ方におののいていた。

お昼ごはんが終わって近くのお店に入ったが、いっくんは暑かったらしく、服を脱ぎ捨て、シャツで歩いていた。
花見もしたし、花見団子も食べたし、半袖のわが子を見ると、つくづく思う。
春だなぁ～…。