おじいちゃんが和歌山の海に行ったときに、流れ着いたヤシの実を拾った。
そのあと私たちの家に泊まりに来てくれた時にそのヤシの実を置いて帰ってくれたのだが、「どうしろというのだ!」と処理に困りほおっておいた。
それから1か月ほど。
「振ったらチャプチャプいうよ!!」との、いっくんの提案であけてみることになった。
とても固いので、のこぎりでゴリゴリ切ってみると、中には少量のココナッツミルクがあるではないか。
のこぎりで切ったので粉がいっぱい落ちてしまっていたし、一か月も放置していたので腐ってはいたが、本当にミルク色で驚いた。
「もっと早く開けとけば、飲めたかもしれない~!!」といっくんは悔しがった。
おじいちゃん、生の教材をありがとう、である。