
私たち家族はシングルベッドを組み合わせた大きなベッドで皆一緒に眠っていた。
が、「足が当たった」「真ん中はずるい」等、二人のテリトリー争いにより、寝る時間はどんどん遅くなり、伴侶の「2段ベッドにしよっか…」の一言が出たわけである。
こいちゃんの小学校入学式を翌日に控えたこの日、子供達のベッドを2段ベッドにし、思い切って、親とも別室にすることとなった。
初めから親に執着が殆どないいっくんは、超乗り気。
前日から「にだんにして~!」と半ダダでしつこく訴える。
対するこいちゃんは「いやや~!!絶対いやや~!!」と、泣きださないばかり。
実際、もっと小さかった頃、単なる興味で「2段にして、一人で眠れるから」と言うこいちゃんの言葉を信じて、2回もベッドを組んでは戻し、組んでは戻し…。
あの労力を思うと、今回は同じ失敗はしたくない。
しかし、6歳になるまでベッタリだと、離れるのも大変だ。
今回は慎重に慎重を重ね、こいちゃんを説得し、何とか2段ベッドにすることとなった。
そして、子供達だけで眠ること二日目。
意外なことに、あんなに嫌がっていたこいちゃんは2段ベッドに大喜び。
いっくんに邪魔されなくなり、ぐっすり眠れたことが一番だと言うのである。
喧嘩していたのは良く判っていたが、そこまで深刻だったとは…。
目覚めも快適で、「こいちゃんはずっと2段がいいな」とハツラツ笑顔で、朝起きてきた。
子供と言うのは、どんなにベッタリで育っていても時期がくれば、あっさりと離れていくものだなぁ…と、しみじみ感じた出来事であった。