こいちゃんと二人でお寿司を食べに来た。
イエレは学校行事(主にクラブ活動)でほとんどいないし、男たちは携帯に夢中だし…というわけで、女二人で出かけるのが一番である。
思い思いのお寿司をたっぷり食べて、しめにスイーツを。
いちごパフェはこいちゃんチョイス。
私は断然チョコパフェである。
こいちゃんは色々な話を聞かせてくれる。
学校の事が主であるが、こいちゃんの葛藤や、愚痴を聞いていると「私もそんなことあったなぁ」と懐かしく感じるやら、もどかしく感じるやら…。
中学生までは私ともぶつかることが多かったが、さすがに高校生になってくると対等な話ができるようになってくるものである。
わが子の事なので「こうすればいいのに…」とじれったく感じることもあるが、そこは口を出さずにひたすら聞き役に徹する私である。
美味しいものを食べながら話をする…。
なんの助言もなければ気の利いたことも言えない、一見無意味に過ぎていくような女二人のおしゃべりである。
たったこれだけの事ではあるが、私とこいちゃんにとって、超絶大切な時間なのである。