冬に入ってから子供達にずっとおねだりされていたスキーにやっと連れて行く決心がついた。
前日は早く眠るように促し、朝は8時半に家を出た。
一日でずっぱりになってしまうので、さくらちゃんも一緒に出発。
子供達はスキーだし、大人が2人残ることになっているのでさくらちゃんと一緒に行動出来るのだ。
朝は路面が少し凍っている表示になっていた六甲山スキー場のHPも、実際に走っているうちに氷も解けていて、チェーンも不要な状態。
よかったなぁ~なんて、話していたのだが・・・
もう山頂に着く頃になって、梢が後部座席で「あ!」と驚いた声を出すではないか。
「さくらちゃんが、カレーパン食べちゃった・・・」
ナヌー!?
「後で食べようと思って、置いといたら・・・」と、差し出す空っぽの袋。
成分表を見ると、香辛料などに加えてしっかり玉ねぎが入っているではないか。
犬に血液の成分を壊してしまう玉ねぎは厳禁、すぐにかかりつけの獣医に電話して指示を仰ぐことに。
カレーがからかったのかスゴイ勢いで水を飲み始めた。
「ごめんなさぁい~・・後で食べるつもりだったから・・・」と食い意地をはったこいちゃんには反省の為、獣医からの電話を一緒に待ってもらい、いっくんと伴侶はとりあえずスキーに入るため入場した。
名残惜しそうに伴侶たちを見送り、「きゅーん、きゅーん」と鳴くさくらちゃん。
元気そう?
とりあえずいっくんは10時30に入場し、それからほどなくして動物病院から電話がかかってきた。
「体が小さい犬種なので、一概には言えないのですが、とりあえずしっかり観察してもらって、急変したらすぐに連れてきてください」とのことで、様子を見ることに。
とりあえずしっかり反省したこいちゃんもスキー場に入場し、私と伴侶はさくらちゃんをじっくり観察することに。
さくらちゃんは子供達のいなくなった車内で、のんびりと昼寝を始めた為、とりあえず胸を撫で下ろした。
子供達はスキーに夢中だし、私と伴侶とさくらちゃんは六高山をぶらりとすることにしたのであった。