冷蔵庫故障

毎日暑い日が続く、このタイミングで冷蔵庫が壊れた。
気づいたのは伴侶で、ビールの冷え具合に違和感を覚えたようである。
伴侶が気づいてからは、急速に温度が上がり始め、日に日に冷蔵庫としての機能を果たさなくなていたようなのだ。

まず、発酵したキムチの袋がはじけた。
伴侶に「冷蔵庫がおかしい」と言われても、まだその異変に気づいていなかった私は、なぜキムチの袋が破れるほどはじけたのか不思議で仕方ない。
次々に作って冷蔵庫に入れておいた食材から異臭が発生する。
冷蔵庫に入れているさまざまな物が腐り始めたのだ。
メーカーさんに来てもらうことになり、冷蔵庫の物を出していると、ほとんどのものが腐っており、びっくり。

極めつけは、「もしかしたら、牛乳も腐っているかもしれない！！」と思い、ケフィアというヨーグルト菌を入れてヨーグルトにすることにしたのだが、これがびっくりした。
菌を２袋、牛乳瓶に入れ、混ぜるためにその瓶を振ったところ、突然蓋がはじけとび中身が飛び散ったのだ。
相当、発酵が進んでいたらしいのだ。
しばし、あたり一面にぶちまけた腐敗牛乳を呆然と眺めていた。

しばらくして到着したメーカーさんに見てもらったところ、霜取りの装置の異常だったらしく、すぐさま部品交換をしてもらえた。
おかげで、以前のように冷え始め、無事冷蔵庫としての機能を取り戻した。
冷蔵庫のありがたみをしみじみと思い知った数日間である。