出張前日である伴侶の言葉である。
が、何故かチヌ釣りに父と伴侶はでかけてしまった。
いっくんを連れて行かず、本気で釣るモードで、すっかりやる気である。
そこで、こぞって女達(+いっくん)はショッピングに行くことに。
母が連れて行ってくれたショッピングモールが余りに楽しくて、楽しくて、すっかり帰りたくない私は、散々大好きな物を見て周り、色々な買い物をして楽しんだ。
本当に広くて雑貨も充実していて、私は大満足だったのだ。
たっぷり遊んで帰ったら3時をすっかり回っていた。
しばらくして帰宅した父と伴侶は、チヌなどの魚を釣っていた。
やっぱり火を熾して、焼き物、揚げ物、刺身、と魚介料理のオンパレード。
実家に帰ると、火を熾すことは勿論、料理まで楽しくて仕方ない私は、火の前でたっぷり料理をしつつ楽しんだ。
勿論、それを美味しそうに食べてくれる皆がいるから、楽しいのであることは言うまでもない。
自分達の釣った魚を皆が「美味しい!」と絶賛するのを、勿論父も伴侶も嬉しそうに目を細めて見る。
蛸のから揚げや、チヌのムニエルなど、魚介の材料に困ることはない。
どんどん調理して、魚介が食べつくされた頃、ベーコンやお肉を焼いてこってりと楽しむ。
もうやりたい放題である。
お湯を沸かしてハーブティーを飲み、伴侶が買ってきてくれたロールケーキなどを食べていると気がつけば夜。
真っ暗な中車をスタートさせると、いつもと全く同じ時間になっていた。
ひいばあちゃん、おじいちゃんとおばあちゃんに泣きながらお別れを告げるこいちゃんに、走り始めた車の中でいっくんが
「元気にお別れしないと、だめだよ、思いが伝わらないよ!」といっくんもわざと声を張る。
寂しい気持ちを堪えながら皆でお別れをし、暫く走ってから
「早く帰るっていってたのにね」と伴侶に言うと
「俺が悪いんじゃない、なかなか釣れないチヌが悪い」
と、責任をチヌに丸投げの伴侶。
「悪いのはチヌだ!」と言い聞かせるように何度もつぶやいているのであった。
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