台風一家

ラポールでフッ素塗布

今日はいつもの場所ではなく、駅傍の施設で無料の「フッ素塗布」イベントがあった。
がっちりとして、清潔感ある建物が立ち並ぶ中、多数のイベントが出ていて、薬相談や、体調の相談、食育をテーマにしたコーナーなどでにぎわっていた。
模擬店やちょっとした遊び場も設けられ、入る前から目に入るウサギの大きなバルーンに子供達は大興奮。

ビル内に入ると案内を手渡され、2階に階段で上る。 「え?こんなに?」と思うほど、沢山の歯科助手さんたちが出迎えてくれると、今回のフッ素塗布では入ってすぐに歯ブラシを支給され、丁寧に歯磨き指導までしてもらった。
子供達だけでなく、大人用の歯ブラシも用意されており、私と伴侶もフッ素塗布を受けることになり、少々びっくり。

歯磨きもお姉さんたちに指導してもらい、誉められながら有頂天の梢と樹。
もう終わりが近づいてお客さんが少なかったせいか、数人の歯科助手さんに丁寧に誘導してもらえる。

私と伴侶は綿棒で、歯磨き後の歯に直接フッ素を塗りつけるものだったが、子供達は今回様子が違った。
以前は歯磨きタイプの塗布剤を塗りつけるというものだったが、今回は電極がつながっていると思われる器械から延びた管につけられたU字の器械を噛むのだ。
棒の部分を握り、口にいれたU字の部分をかみ締めると手元のランプが点灯する仕組みである。

それを上下に交代にかみ締めながら、時間がたつまでじっとまつ。
こいちゃんもいっくんもいつもと違う様子に明らかに動揺していた様子だったが、お姉さんたちの優しい話し掛けや、「がんばって噛んだら電気つくからね~」と説明を受けているうちに、どきどきの数分間を乗り切った。
それが終わってお姉さん達に誉められたこいちゃんといっくんの嬉しそうなこと。
飛び上がって二人で喜ぶものだから、回りのみんなが笑っていた。

食育をテーマにしたコーナーでは食育に必要な食事レシピ(残念ながら時間が遅く入手できず)を配布していたり、子供向けに食材の釣り(うどんや魚の玩具を釣り、栄養別に箱に入れていく)などがあり、子供達も楽しんだ。
シールをもらって漸くそこを離れると1階ではエプロンシアターが始まったばかりだった。 テーマは「タバコ」。

子供に大変わかりやすいようにお話の中に出てくる悪者のタバコ星人をマラカスやカスタネットでにぎやかに追い払うと言ったもの。
最後はタバコを吸っていたお姉さんの肺が綺麗なピンク色になってハッピーエンド(?)となり、戦いに参加した子供達は盛大に誉められる。 初めは何処吹く風だったいっくんもタバコ星人の出現に「お?」と言う感じで興味を惹かれ、最後は必死でカスタネットで戦った。

軽くエキサイトして、最後に向ったのはウサギちゃんのバルーン。
よく遊園地などでもある、中に入って飛んだり跳ねたり、やりたい放題と言うやつだ。

ほんの6分ほどのサイクルで交代されられるものではあったが、やはりこいちゃんといっくんはとても喜んだ。
いっくんは跳ね上がった拍子に小学生くらいの男の子と頭同士でぶつかっていたが、少しだけ「痛い?」と言う顔をした後に、すぐ立ち上がりまた跳ね回っていた。
ちなみに、その小学生の男の子はしばらく立ち上がれなかった。
あとで出てきたいっくんの顔を見ると、赤くあざになっていたが、なぜいっくんは痛みに鈍感なのだろう。

こいちゃんといっくんは帰りたがらなかったが、3時30分を過ぎて撤収を始めた模擬店を見て諦めたのか、仕方なく車に乗り込んだ。
本当なら幼稚園仲間のNA君といっしょにこれると思っていた子供達は帰り際になんどか「NAくん、いなかったねぇ…」と私に聞いた。
都合が悪くていっしょに来ることが出来なかった為、現地で探そうと思っていたが、意外な大人数にとうとう会う事は出来なかったのだ。

帰りの車の中、何度か伴侶が「歯がつるつるする…」と言った。
フッ素塗布など初めて受けたが、なるほどそういわれれば何だかコーティングされた感じで気持ちが良い。
私などは親知らずを抜いて痛い思いをしたばかりである。 つるつる感に満足しつつ、絶対に虫歯になんかなってやるもんかと切に思うのだった。
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