
朝起きるとあまりの寒さに親子4人がファンヒーターの前に集中した。
子供たちに至ってはすでにとっくみあいの喧嘩が始まっており、寒がりの私はその子供たちをぎゅうぎゅう押しのけながら一番前に座り込んだ。
伴侶はもう文句すら言う余地もなく、足だけこちらに向けて縮こまっている。
しばらく体を暖めて服を着替えたら上に防寒着を羽織ってキッチンに向かうが、寒くてファンヒーターの部屋から離れられない。
伴侶が「雪が降ってる」と言うので耳を疑ってしまった。
決して珍しい訳ではないのだが、もう3月で、しかももう春に向かってるとばかり思っていた私には、不意打中の不意打ちであった。
思わず槇原敬之の「3月の雪」を口ずさんだ。
雪はちらちらと言った感じで本格的な物にはならず、すぐに小さな小さな雨になり、じきに止んだ。
洗濯しに出ると、懐かしいキリリとした寒さが皮膚に差し込んでくる。
伴侶が子供たちを連れて自転車遊びをさせてくれている間に、窓を開け放ち掃除機をかけると冷気が部屋中を洗ってくれるようで、清々しい気分に満ちて、ご機嫌に。
しばらくはしゃいで満足した様子の子供たちが入ってくると、手は冷え冷えで、鼻水も垂れている。
よほど寒かったのだろうが、こいちゃんに「さむかっただろ~」と声をかけると「風の子だもん」と答えた。
さらに夕方には寒くて誰も集まらないのに、「公園に行こう」とせがまれ、薫製をする伴侶を残して3人で公園で人遊び。
私は寒くて震えているのに、帰りたがらなくて苦労した。
自称「風の子」は、鼻は垂らすし、咳もするので、心配しているのだが聞き入れてはもらえなさそうだ…
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