突然、いっくんが電車で旅をしたいと言い出した。
いつも車での移動ばかりで少し物足りなかったか?
バスや電車を乗り継いで「金閣寺に行きたい」というではないか。
金閣寺は山の方にあるので、バスも乗り継がなければいけないし、結構ホネ・・・とは思ったが、いつも車ばかりでは電車に乗れない子になっても困る。
と、言うわけでバスに乗り、電車に乗り、さらにまたバスを乗り継ぎ、と2時間かけて金閣寺に向かう事になった。
普段あまり乗らない電車旅はやはり楽しい。
こいちゃんもいっくんも適度に喧嘩しつつも始終ご機嫌。
しかし、やはりバスは大変で、騒がず、おとなしく長時間ひたすら目的地に着くのを待つ子供達。
お腹が空いても車を停めてすぐに食べると言うわけにもいかず、我慢して歩いたりしながらプチ鍛錬である。
着いた時には感動ひとしお。
やっと・・・・って感じである。
やはり金閣寺は山の中にあるなぁ・・・
山頂から眺めた金閣寺。
そういえば、3年前の今頃いっくんが金閣寺の出口で 「歴史はどこなの!?」とのたまった事があった。
9歳になった今、あれは何だったのか聞いてみたところ、ただ単に「歴史っていう建物があるんだと思っていた・・・」
と言う事らしい。
なんだ・・・っていうか、メイン金閣寺だし・・・
帰り道、またもやバスである。
しかも、満員!
押し合いへし合いのバスに辟易し、途中で下車して、錦市場の中をとおって帰ることに。
車じゃないのでお酒の試飲も出来るし、大人、ご機嫌。
子供達も飴を買ってもらったり、おつまみを買ったりで、何とか頑張って歩く。
やっと四条河原町まで帰ってきて、納涼床のある通りをのんびり散策。
いつか家族で行きたいね、などと言いながら店を覗いて歩いた。
帰宅して、金閣寺のお土産屋さんで購入したお菓子を食べた。
以前、購入したときもこいちゃんは「ガラス~♪」と大変喜んで食べた。
今回も嬉々としてお菓子を口に運びかみしめるように味わった。
嬉しそうにお菓子をほおばる様子を見ていると何だか全然成長していないような気がする。
食べている様子が一番可愛く思えてしまうのだ。
いっくんは今回のバス旅に懲りることはなく、「次は清水寺に行くぞ!」と闘志を燃やしている・・・