台風一家

実家から両親が来てくれた

少しさかのぼるがGWのさなかの話である。
新居を建てることに伴い、まずは仮住まいに引っ越すことになった。
今まで応接間で使っていた飾り棚には沢山のワイングラスやお酒などを並べていたが新しい家の風合いとはそぐわないため、とうとうお別れすることになった。
ちょっと…いや、かなり寂しい気持ちにもなったが、どうせ仮住まいには入らない大型家具である。
臨時に倉庫を借りるくらいなら…と、潔く売ってしまうことにした。

幸いにも買い手が付き、とても人のよさそうな方にもらっていただく事が出来た。

がらんとなった応接間。
寂しさと同時にホッとした気分に。
ぼんやりはしていられないし、まだまだやらなければならないことは山積みである。
さて、実家からは両親が来てくれた。
こいちゃんが絶対に切らないでほしいと言っていた金柑やサクランボ、その他数々の庭木を持って帰ってもらうためである。

サクランボがなっていた。
こんな可愛い実をつける木を無下に切ってしまうのは罪悪感がある。

しかりサクランボは蟻が沢山たかっていて根がボロボロ。

とりあえず駆除して綺麗に梱包。
たっぷり水をあげて無事を祈るが「根付かないかもしれないなぁ」と父も心配そうである。

椿も抜いて梱包。
伴侶も手伝って不要になったタオルを巻いて水をかけていくのだ。

根をつかせるために厳しめに剪定をいれてある。
剪定された葉や枝を小さくしてゴミ袋に片付けるのは私と母の仕事。
さくさく作業を続ける父と伴侶。
北側玄関の作業もどんどん進む。
手際がいい!

南の庭に移動し、金木犀や月桂樹の作業である。

もう全て潰してしまうしかないと思っていた月桂樹も持って帰ってくれることになり、きっとこいちゃんも胸をなでおろしているだろう。
大きな金木犀は重い。
大人の男二人でうんせうんせと引きずって北側に移動する。
結局、合計7本の樹木を抜いて、持って帰る準備をすることができた。
もっとゆっくりしていけば、と言う私に母は頑なに「回覧板が来るから帰る!」と翌日には帰り支度を始めた。
久しぶりに会えたのに、そそくさと帰る理由が「回覧板」て…。

さっさと荷物を詰め込んだ「回覧板命」の両親は実家に向けて出発した。

GW後半には私達が実家に帰ることを約束し、それを楽しみに、と両親は帰っていった。
車には大量の樹木と我が家の不用品などをたんまりと積んで…。
ホント…お世話になりっぱなしですみません…。
心苦しいと言いつつも、やっぱり頼りにしてしまう両親なのである。


 
 
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