フライパンなどを扱っている会社に属しておられる為、それを売る為のデモストレーションな訳だが、何度も誘っていただいた上に、ご近所だから…と言うことで行くことにした。
実際、食育などに興味があるのは本当なので、体に優しいレシピや、簡単な調理方法などは非常に気になる。
11時に誘われたお宅にお邪魔すると、すでに準備万端でパンを焼く用意が出来ていた。
パンは手でこねるでもなく、パン焼き機を使うでもなく、なんと出てきたのはフードプロセッサで、このパンこね機能を使うという。
もちろん取り扱う器械や、調理器具はすべてそこのメーカーの物である。
こんな高そうな器械を買えといわれたらどうしよう…とびくびくしながら教わっていたが、パン作りが単純に楽しい。
おまけに合間に交わす食育の話は専門的で、突っ込んだ質問にも答えてくれる。
砂糖や添加物などの話も、理解できて楽しいものだった。
こねた生地を取り出し発酵させてから、ドライフルーツを混ぜ、強力粉をまぶし切れ目を入れる。
オーブンで40分ほど焼いたら出来上がり。
出来上がったパンを囲んでみんなでお茶をして帰宅した。
結局何らかの道具を「買え」と言われたり、入会しろといわれることは一度も無かった。
今度は材料費を持ち寄って、料理して、試食してから晩御飯用にもって帰ってね、一品助かるよ、と笑顔で言われてご近所さん宅を後にした。
手にはしっかり暖かいお土産のパンを抱えて。
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ご近所さんは「パンが甘く感じるのも、歯ごたえが良いのも、このフードプロセッサのおかげ」と言う。
確かにレシピはいつも自分で焼いている配合とほぼいっしょである。
大げさなのか、本当なのかははっきり判らないながらも、本当に美味しい香ばしいそのパンをしみじみとかみ締めるのだった。