台風一家

おじいちゃんおばあちゃんとのお別れ

今日はおじいちゃんとおばあちゃんが旅行に出て行ってしまう日。
以前ブログにも書いていて、おばあちゃんが行きたがっていた「ベイス」に皆で昼食を食べに行くことになった。
途中ホームセンターによっている間にいっくんは眠ってしまい、ベイスについたときには「眠い」「お腹が痛い」と不機嫌モードであったが、スパゲティーを平らげ、アイスクリームを許してもらってからは、がつがつとおやつを食べ、実にご機嫌に。
両親も、食べ放題と言うこともあり、「もう晩御飯いらない…」というほど食べ、満腹に。

ベイスを出て、そして、いよいよ両親とのお別れとなって、毎度の事だがやはりいっくんは泣きはじめた。
「おばあちゃんと離れない~」とおじいちゃんの車に乗りたがるので、試しに助手席に乗せ「それじゃ、ばいばい」と手を振るとしばらくは笑顔で手を振り返していたが、そのうち泣き顔をこらえるような真剣な顔に変わり「いやや…」とつぶやき降りてきた。
小さな脳みそでおばあちゃんか私かを選ばないといけないことが判り、諦めながらも涙が止まらない。
いっくんはずっとおばあちゃんの名前を呼びながら涙をこぼした。
こいちゃんは「こいちゃんもね、悲しかったよ。けどね、我慢したから、涙は出たけど叫んでないよ」と冷静に説明してくれた。

車に乗ってもいつまでも悲しいいっくんは、何度も伴侶の電話を借りておばあちゃんに「かなしい…かなしい…」と言っていた。
電話代も勿体無いので「それじゃぁまたね、ばいばい、って言ってご覧」と言うと、「そえやぁ、まあね、あいあい~(泣)」と言葉になっていなかった。
甘えんぼうの癖に生意気で、あまのじゃくで、意地悪ばかり。
おばあちゃんは、滞在中は好きなだけ乱暴に遊びに付き合わされて、いざ帰るとなったら泣きながら「帰るな」と…やりたい放題である。
おばあちゃんもとんだ小僧に入れ込まれてしまった、と嬉しいやら困ったやらで、始終苦笑いである。
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