寒波から一夜明けて

夜まで降っていた雪はすぐに溶けるのでは？と思っていたが、予想に反して朝になっても雪は残っていた。
やけに明るいなぁ…と思いつつ布団を出て階下に降りてロールスクリーンをあげると、あたりは雪で白く覆われていた。

完全な雪化粧とはいかず、土も見えているが植物たちが寒そうに雪に埋まっている…。
雪国の方々には笑われてしまうが、こんな数センチの雪でも近畿の人間からすると大変な脅威（大げさ？）

朝にも関わらず思考が停止した私は、貴重な時間を浪費してしばし呆然と庭をながめてしまったではないか。

防寒シートをかぶせた多肉棚の上にもしっかりと雪が積もっている。
これはほっといたらそのまま多肉にのしかかった防寒シートで多肉が痛むよね？
寒さにおののきつつも外に出て雪を払い防寒シートを外してゆく。

本日の予報は曇り時々雪、とのことだったが、かけとくわけにはいかないだろう…。

少々心配になりながらもすべての防寒シートを外して会社に行く準備を進めていく。
あぁ…いっそのこと電車が止まってくれていたら多肉植物のチェックを隅々行えるのに…。

苦々しい気持ちで支度を進めながら多少の犠牲は仕方ないかなぁ…と思ったりする。
仕事に行きながら多肉植物の面倒を見る限り、こんな日も後ろ髪をひかれながら仕事に行かなければいけないことは仕方ない…。

北側の多肉植物たちも、なんだか透明感が出ていて、ジュレたかな…と思わせる微妙な色合いである。
復活するかどうかはこの日一日の状態次第。
もう「頑張って！」としか言えないので、多肉植物たちの前でガッツポーズを決めながら（？）静かに応援をする不審者な私である。

おかしいなー、防寒シートしてたんだけどね…。
あ、雪を払わずに上から防寒シートしちゃったんだね…。
雪まみれのハオルチア。
一体どうなってるんだろう…。

とりあえず風で吹き飛ばしながら様子を見る。
植え替えのタイミングも引っ越しの後で中途半端に寒かったし、根がしっかりしていなくてダメになる可能性も…。
はぁ…。
色々な心配ごとを残したままバス停に向かうと、路面は雪で白くなっている。

少しづつ溶けてきているものの、日陰で溶け切っていないので滑って転びそうで怖い…。
子供のころならいざ知らず、この年齢でこけたら重症な予感。
慎重に歩いてゆく。

ご近所さんの車、カーポートがあるのにこんなに雪が。
風も強かったので相当振り込んだようである。
寒いわけだ…。

電車をホームで待っていて見えてしまった、温泉みたいな川！！

え？どうゆうこと？

一瞬脳がバグったが、つまり川の温度の方が高いため、湯気が立っていたようである。

うーん、なかなか見られない貴重な光景…。

こんなに寒くなるのって本当に珍しい。

どうかあまり寒い日が続きませんように…そして多肉植物たちの被害が少しでもましでありますように…。