夢のように幸せな実家での生活。
堕落した目覚めが、まずは幸せの始まりである。
服を着替えたらさくらちゃんを連れて庭に出る。

広い敷地内を散策するさくらちゃん。

秋の木漏れ日がきもちいい。

どこかでトイレを済ませてきたさくらちゃんが帰ってくる。

舌が出てる…。
どうやら暑いらしい。
ちょっとぼさぼさになってきたし、散髪をするとしよう。

準備を進める私を尻目にお気楽なさくらちゃん。

コスモスも咲いて、遠い昔の秋を思い出させる。
実家に帰ると端々にちらつく、幼少期の思い出の片鱗。
もううん10年と言う秋を過ごしてしまった。
どんどん歳をとり、昔と同じようには出来ない事も起き始めた。
さくらちゃんだって、いつまでもこのままではない。
コスモスを眺めながら切ない気持ちになるのだった。