子供達がはにかみはにかみつつ、見に来てほしいと言った発表会の日。
こいちゃんは「不思議の国のアリス」のミュージカル(?)仕立ての発表。
リコーダー演奏や歌の発表など盛りだくさんな感じである。
衣装もビニールや、画用紙、家にあった布などを駆使してそれっぽいものを作成である。
沢山のアリスたちと、たくさんの魔女たち。
今年から4年生で、生意気になってきているとはいえ、みんな一様に緊張しているのがとっても可愛らしい。
こいちゃんも、初めはアリスの恰好で出てきた。
青いビニールに、家から持って行った白い布をエプロンのように巻き付けている。
列から前に出てきてアリスのセリフを言う様子は結構な緊張度合で、その緊張は私にも伝わり、ついついシャッターを押すのを忘れてしまった!!
力が入りすぎて見とれてしまっていたのだ。
かろうじてビデオは回していたので、せっかくの見せ場を逃すことはなかったものの「あぁ~!!」と落胆する私である。
こいちゃんはここで衣装替え。
次は女王様の役が待っている。
アリスと女王様を演じて、全てが終わるとホッとした表情に戻ったこいちゃんだった。
私達の為に歌ってくれた曲は牧原則之の「どんなときも」で、歌詞の内容などを考えていると、感動して泣きそうになってしまった。
いっくんの発表はネズミに扮しての劇と、メロディアンの演奏や、歌の発表など。
いっくんはじゃんけんで勝ち抜いて大好きな黄色のネズミ耳をゲットしたらしくご機嫌だった。
メロディアンの演奏も耳をつけて。
今回はいきなりメロディアンが壊れるようなハプニングもなく、無事に終了。
最後は「greeen」の「キセキ」で、こちらもとっても感動してしまった。
独身の頃なら考えなかったような感覚で歌詞を聞いてしまうのだ。
こいちゃんの歌も、いっくんの歌も、親子の愛を歌っているように聞こえてしまって切なくなってしまうのだから不思議である。
早いものでもう子育てを初めて10年が経とうとしている。
嬉しいような切ないような子供達の成長。
少しでも長く、どんどん大人になっていく2人の子供達の一番の理解者でいたいと思うのだった。