台風一家

お弁当もってピクニック!

お休みのこの日、天気も良く、買い物にでも行きたい気分であった。
伴侶は仕事に出ていた為、子供達と3人、朝ご飯を食べ、のんびりムードである。
買い物に行きたかった私が「皆で出かけるか~」とつぶやいたのを、子供達はどう解釈したのか、
「おでかけ!?キャンプ?!」と伴侶がいないのを判っていながら何故か凄いテンションで提案し始めた。

どうも前回のGWのキャンプに行けなかった事をまだ残念に思っているようである。
連れて行ってやれなかった後ろめたさもあった私は、買い物に自転車で行くことに決め、お弁当を持ってピクニック形式にすることを考えた。

面倒くさいお弁当作りは子供達に任せた所、「ピクニック~」と鼻歌交じりで大変ご機嫌である。
ご飯を詰めたらこいちゃん梢が卵焼きを作り、いっくんがソラマメを剥く。
ピックも好きなだけ刺して、実に食べにくい仕上がりであるが、子供達は弁当に名前までつけて大盛り上がり。
こいちゃんの弁当名は「ぺろちゃん弁当」
いっくんは海関係のピックを大量にご飯に刺し「海岸弁当」と命名。

タイヤの空気を確認したら、ちょっと距離のある市駅に向って、いざ出発である。

暑い中、汗をかきながらついた公園。
いっくんは自分で作ったお弁当をすぐにでも食べたいらしく
「おなかすいた~!」とすぐ遊具から帰ってきた。
対するこいちゃんはシロツメクサを探し、夢中でつみ始めた。

とりあえずお昼の時間が近かったので、ご飯を食べてからゆっくり遊ぶことに決め、自分達で用意した手拭で手を拭き「いただきます」の号令をかけて嬉しそうに食べ始めた。
やはり自分達で作ったお弁当は格別らしい。

せっかく持ってきていた敷物を思い出したようで、二人で敷き始めた。
そんなにお尻が汚れるようなベンチではないのに、ご苦労様である。

すべて食べ終わり、あたりを片付けてから、公園にいた男の子と遊び始めた。
いっくんと同い年らしく、いっくんも喜び、こいちゃんはすっかりおねえちゃんぶっている。

こいちゃんはシロツメクサを編むのが楽しくて仕方なかったらしく、動こうとしなかったが、本来の目的はお買い物。
こいちゃんの説得をして、ようやく向かうことになった。

クーラーがきいて気持ちの良い店内。
トイレや手洗いを済ませたりしながら、ようやく買い物を済ませた。

ここでも子供達は遊ぶことをあきらめない。
フル稼働である。

結局買い物が済んだ帰り道、こいちゃんの強いリクエストにより、再び同じ公園に行くことになってしまった。

こいちゃんの必死のがんばりで、とっても長いシロツメクサのネックレスが出来上がった。
こんなことが嬉しくて仕方ないようで、汗をだらだら流しながら、シロツメクサを夢中で摘んでいた。

相手にしてもらえないいっくんはキャンプの真似事をして遊ぶ。
買い物に行きたかっただけの私は、そんな二人をただただ見守るばかりである。
ほっとけば一日中でも遊べるようだ。
確かに私も小さいころそうだったかもしれないが、考えてみると、何と元気な事かと感心してしまう。

帰り道。
坂道や長距離を運転してさぞかし疲れただろうと、私も疲れてすっかり重たくなった足を無理やり動かしつつ子供達の先導をしていたが、家までの道がわかるや否や、子供達は急に芽生えた闘争心をむき出しにし、二人で競争を始めてしまった。
くたくた、汗だくの私を一人残し、二人で一位を争い、やっと私が追いついた時には、玄関付近で喧嘩をしていた。
全く、この子達は…。
すぐに服を脱がせて水風呂に入れてやると、すっぱだかの子供達は「きもちいぃ~、海みたい~」と疲れを癒しているようであった。
結果的に、とても楽しい一日となり、子供達にも感謝感謝である。

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