なくなった母の弟であるおじちゃんが言っていたのだが、横着で気の強い母は「そんな手間かけなくてもいいの」と聞き入れず、亡くなってから「はいはい、って聞いておいてやればよかった」と涙ぐんでいたことがある。
なくして初めて後悔することは結構ある。
私もこの年になったので人の話は素直に聞いておかなければ後々後悔することもあるだろう、と思いつつやっぱりあまり人の話は聞かない。
今日はお昼にいっくんが「らーめん、食べたい」と言うのでふとその話を思い出していた。
お昼までこいちゃんといっくんの幼稚園用の靴を探していて帰宅するともう12時だった。
早くしてあげないとまたいっくんが大の字になりひっくりかえって泣き喚き始める。
少々あせりながら上着をかけ台所に向かった。
うちではラーメンといっても、スーパーなどで普通に湯がいて売っている「中華そば」に我が家手製のそばつゆをかけて食べるのが普通。
子供たちにはその方法が一番薄味で添加物もなく、しかも喜んで食べるのでいつのまにか定着してしまった。
大人には少々味気ない気がするかもしれないが、だしもなかなかの味なのですべて飲み尽くしてしまう。
冷蔵庫からダシを取り出してからいつも買い置きしている中華そばをあわててレンジにかけようとした。
まてよ?最近はレンジ対応のナイロン袋が大半のはず、もしかして中華そばの袋だって、そのままいけるかも…
母に負けるとも劣らぬ横着の私は大胆にも中華そばの袋ごとレンジに放り込んで適当に2分ほど設定してスタートボタンを押した。
大慌てでその間にいっくんの手を洗い、ジャケットを脱がせてストーブをつけ、箸を用意したりご飯をついだりしている間にレンジにかけた中華そばのことはすっかり忘れていた。
いっくんを席に座らせてはっと思い出し扉を開けた私はびっくり仰天。
中華そばの袋がお餅のようにパンパンにふくらみ電子レンジの天井にまで届いているのだ。
あまりの恐ろしさにあわててもう一度レンジの扉を閉めた。
が、なかなか見ることもできない光景なので、しぼんでしまう前に、と慌てて写真をとってみた。
慌てている間にかなり小さくなってしまったが、本当に驚いた。
やはり横着はいかん。
しかし、貴重な映像だった。
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