ゴジラ-1.0と書いてゴジラマイナスワンと読む新作、今年の11月3日公開予定ということがどうにも信じられないほど秘密主義で進行しており、やきもき・・・というよりドラマだったりモンスターバースだったりの方のアメリカでのゴジラ登場に興味の枠を取られてもう一つ盛り上がらない感触さえありました。おそらくギリギリになって一気に盛り上げていくのだろうゴジラ-1.0。その予告編がYouTubeにてようやく公開となりました。
でかい! とにかくでかく見えることを最重要視したえあろうゴジラがそびえたちます。感触としてはいかにも山崎貴監督の映像感は強いので劇場で見るともっとCG臭くなりそうではありますが、外観といい存在のさせ方といい、ここ最近の国産ゴジラの「何か違う」が悪い意味で出ていた(あくまでわたしの感想で、です)。のに対し、デザインといい作中空気の中での在り方といい、以前のゴジラに戻ったかのような雰囲気をまとっているのは良いことです。
もちろん気になる部分はあります。デカすぎることです。今回の-1.0は1954年のゴジラとは無関係で、それ以前の戦後すぐの時代を背景としているとされています。つまり、このゴジラ、水爆の影響を受けていないんです。ビキニ環礁での水爆実験は1954年のこととされているのでそれ以前の物語なら水爆とは無関係としか、なりようがありません。水爆関係なく巨体ではある(ゴジラの巨体と核エネルギーが関係ありとされたのは1991年の「ゴジラVSキングギドラ」が最初)のはもちろんアリですが、なのでこのゴジラ、このままでは熱線は吐けないんじゃないかと思うのです。力はあるけどそれ以上のもののないゴジラ・・・。うーん、アレが思い出される。水爆の代わりに原爆の影響を受けたのでは? とも考えましたが廃墟がどうも東京っぽいのでその可能性も低めです。予告編でもハッキリとは熱線を吐くシーンは描けていませんし。強いて言うなら戦艦が爆発するシーンにそれっぽい光が見えますが、断言はできません。故にまだ「第一作につながる話」という考えは個人的には捨てていません。だってマイナスワンっていう副題、いかにも前日譚っていう気がするじゃないですか。なので
「タイトル前にアバンがあり、しっぽや足・ガラスに映った姿だけでゴジラが映る」
「戦後すぐの時代を想定した本編の大半では"巨大生物の存在"が語られるが、ゴジラ以外の巨大生物しか登場しない。主人公ら大半はそれと無縁に過ごす」
「クライマックスは本編後数年がたった時代、残り上映時間数分でゴジラが
ようやく登場。ここから第一作に重なる」
と推測します。
とにもかくにもあと2か月で公開です。誰が何と言おうとやっぱり日本のゴジラが一番楽しみです。ですので、たまにはVSもやってね。
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