以前からわたしが愛用し、人にも進めている大容量タフネススマホ。ただ、利用するには海外からグローバル版を取り寄せる必要があり、ややハードルが高いこともあって使う人は限られていました。しかし、そのタフネススマホを展開するメーカーの一つにしてわたしの愛用品の開発元であるDoogeeが正式に日本国内向けにタフネススマホを投入しました。
Doogee自体は以前から日本で製品を展開していましたが、種類はタブレットに限られていました。その中には8.4インチサイズのT20MINIもあり、一時はわたしの購入候補にも挙がっていましたがSOCがT606と少々頼りないこともあって見送っちゃいました。そのDoogeeがついにタフネススマホを投入するのです。ただ、日本ではともかくグローバル版は昨年すでに発売されており、新発売というには少々違和感はあるモデルとなっております。Doogeeとしても本当はもっと早く投入したかったんじゃないでしょうか。そのため、PRTIMEでうたった「このCPUは、日本市場においては初めての登場です」となっているDimensity7050も、実際には先日当ブログでも取り上げたHeadwolfのFPad7に一歩遅れています。「スマートフォンとして」なら最初かも知れませんが、少しPRポイントとしては弱い。ついでに言うとDimensity7050は2年前から使われているDimensity1080のリネーム版なので「最新」とはとても言えず、フレッシュさにも欠けるんですが。ただ、12GBのメモリや120Hzまで対応するディスプレイと合わせ、わたしがV30Tを使っている感触で言えば一般的利用ならまず性能不足を感じることはないでしょう。現状はこのくらいあれば十分です。
今回発売されますS200はわたし愛用のDoogeeV30Tにかなり近い仕様となっています。SOCはリネームされたとは言え同じ、メモリやストレージ、カメラも一緒です。違いと言えばOSがAndroid12が14になった点、背部に時計などを表示する小型ディスプレイが付いた点、バッテリーが10800mAhから10100mAhに下がった点あたりでしょうか。サブディスプレイはお遊び要素であまり意味はなく、バッテリー容量は誤差の範囲。その一方でAndroidのバージョンアップはうれしいところ。V30Tやその型番を受け継ぐシリーズはもう売っている様子がなく、S200が実質的な後継なのでタフネススマホの入門用として最適です。
価格はAmazonで税込み49900円。なお、発売記念ということで8000円のクーポンがあり、それを適用すれば41900円になります。うーん、ちょっと高い・・・。グローバル版になりますがAliExpressだと31582円(2025/2/21現在)なんですよ。ストレージが増えているS200xなら41900円でもまぁまぁくらいなんですが、S200だと割高。まぁAliが安いだけ、途中のトラブルも多分ない、充電器は日本仕様が付属する可能性が高い、と考えて1万円を許容するかということになりましょう。
なにより大容量タフネススマホが日本でも発売されるようになったのが嬉しい。できれば店頭で触れる機会を設けてほしいです。数字だけで誤解を生んでいる人に手に取ってもらえば、きっと良さがわかるでしょう。
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