1989年「ゴジラVSビオランテ」以降のゴジラVSシリーズで三枝未希役を演じられた小高恵美氏のデビュー35周年を記念して製作される映画、「HOSHI 35」のクラウドファンディングによる応援金額が目標を達成した、とのことです。
もちろんわたしも参加していますので、完成の暁には、エンディングの一覧にハンドルネームのkrmmk3が載るかも知れません。ただ、おそらく小規模上映になるでしょうから東京限定で、劇場まで足を運ぶのはちょっと難しいと思いますので、参加者特典のDVDで確認するとしましょう。ちょっと解像度の関係で難しいかも知れませんが。
映画は平成特撮映画、つまりゴジラVSシリーズにリスペクトを捧げるというコンセプトで作られるそうです。他の参加予定の俳優さんもそれを意識した方が多く、どんな映画になるのか楽しみです。願わくばコンセプト通りゴジラに対する愛が感じられる映画になりますように。
その一方で、一見愛を捧げるような印象があり、かつ一部のレビューでもそう書かれていながら実態は逆だった映画が今手元に。
わたしは自分が「これはダメだ」と感じた映画は自分の趣味にあっていても基本紹介しません。例えどんなに酷評型の書き方をしたとしても、当ブログで書く限り何かしらその価値がある、と判断したもの限定でやっています。「大怪獣のあとしまつ」にしても「モンスター・ア・ゴーゴー」にしても、です。そして今回のテーマ「ノットジラ」は作品が最近ということもあって歴史的な意義もなく、本来なら書く意味はありません。
ですが、別の意味でいろいろありましたので、あえて取り上げます。
一部で話題になっていた本作。YouTubeでも何パターンもの予告編があがっていましたので、わたしみたいな人間の目にはイヤでも入りますので、興味をそそられ買ってみました。なお、ノットジラ、は分かりやすいようにアルファベットをなぞってみた表記で、劇中の発音は「ノッジラ」です。言うまでもなくゴジラのパロディですね。ゴジラもアルファベットの綴りではGodzillaと書いてゴッドジラとは読まずゴッジラないしゴッジーラですから。1998年度版Godzillaではゴッドジーラと読んだレポーターがいましたが、あれは全然わかってないの意味で言わせているので例外。
さて、届いたDVD。わたしはDVDはPCで見ているので、とりあえずお仕事用ノートPCに外付けBDドライブを取り付けてお試し再生をしてみようか・・・。
・・・なぜか再生できません。一応アイコン上はディスクの容量を認識してくれるのですが、再生ソフトが固まってしまいます。ドライブからディスクを取り出すと固まりも解けるのですが、当然映画の再生はできません。ちなみに同じ組み合わせで他の適当な市販DVDを入れるとちゃんと再生してくれます。
おかしいなぁ。BDでは稀にドライブとの相性で再生できない、というケースを体感したこともありますが、それでも途中で画面が乱れるだけで再生そのものは出来たんですが、ここまで全く再生できない、それもDVDというパターンは初めてです。まぁこれは本来仕事用PC。ちゃんと動画再生用PCで再生しよう、とやってみますがこれもダメ。おかしい、DVDが壊れてるんじゃないか、とこの間組んだばかりのRyzen 7 7700xなPCに入れてみたところ、やっとうまく読み込んでくれて再生できました。固まらずに読んでさえくれれば再生は市販ソフトはもちろん無料のVLCやMPCとかでも大丈夫です。ああよかった、壊れてない。にしても、市販DVD-Videoで一部機種で読もうとすると固まってしまう、というのは初めてです。なにかあるんじゃ・・・。
(映画鑑賞中)
・・・途中、急に目の前が真っ暗になり、一瞬意識を失いました。それがたびたび繰り返され、映画が終わることには吐き気を覚え、何度もえづく始末。何か頭が痛くてフラフラしてきます。おかしい、急に風邪でもひいたか? 熱が出たんじゃ・・・と体温計で熱を測ってみたところ、その時点の体温が34度! 熱があるどころか通常よりありません。確かに最近のわたしは医者から飲まされている薬の作用もあって体温が低く、普段35度ちょいくらいしかありません。それでもこの体温はちょっと低すぎます。感じた体調不良は貧血起こしたせいでしょうか(医学知識がないので貧血で体温が低下するかどうかは知らないのですが)。念のため他の体温計でも計ってみたのですが、34度しか計測できないのは変わりません。
血だ、血が足りない。わたしの体の中にほとばしる熱い血潮を呼び起こさなければ・・・。半ば意識が薄れる中、つい目についたのは「ウルトラマンタロウ」の録画ファイル。これだ、と再生。うーん、心地よい。完璧なまでの変身シーンと主題歌イントロのシンクロ演出と、自然と口ずさみたくなる主題歌本編が自然とわたしの体に一定のリズムを刻んでくれます。ここまで美しい演出が感じられるのは数あるヒーロー番組の中でも「ウルトラマンタロウ」か「ウルトラマンレオ」くらいだろうなぁ。まだフラフラするもののどうにか吐き気はおさまり、体温も34.7度まで回復。危機を脱しました。
わたしはダメ映画、特に海外のダメ怪獣映画を好んで見る傾向にあり、ダメ映画に対する耐久性は人よりあることを自負していました。そのわたしが体が拒絶反応を起こす映画がこの世に存在するとは、信じられません。思えば当初試したPCで再生できなかったのは、相性というより再生の拒否ないし「やめとけ」という警告だったのでしょうか。あまり内容は語りたくないですが、前半はまぁ低予算のチープさをあえて隠さずに、それでも楽しく見せようという意志が感じられました。予告編にはそういうカットが使われています。が、後半はもう日本特撮に対する悪意しか感じられませんでしたね。そういう映画です。
最後にこの映画に「特撮に対する愛が感じられる」と評した人、怒らないから正直に言いなさい。本当に最後まで見てその一文を書いたんだろうな!?凸メ
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