使っているソフトを起動するたびに立ち上がる広告というのは鬱陶しい存在でありますが、使っているソフトの新バージョン、となると話はちょっと別、と考えてしまうわたしです。こういう人間がいるから広告入りソフトが後を絶たないんだろうなぁと憂うのは置いとくとして、未だに2世代前の14を使っていていい加減新バージョンを買おうと思っていたPowerDVDの16が60%オフ、なんて広告出されたのでとついついチェックしたくなってしまいました。さらにただ、60%オフと言っても抱き合わせなんですよ。PhotoDirectorとMediaEspressoのセット販売で、全部買うより60%オフ、というもの。もちろんちょっと小さい字で"セット"って書いてあるんですけど。
ただ、それでも普通に買うより少し安いですし、せっかくなので買ってしまいました。
さて久々にバージョンアップさせたPowerDVD、液晶テレビにつなげてあるA10-7800搭載PCにインストールして使ってみます。正直DVDやBDを再生させるだけなら14でそれほど不満を感じてなかったので、一番の期待は”TVモード"という新UIモードでした。TVモードとはPCをテレビにつなげて使うことを前提とした簡易モードで、大きな字とアイコンを使ったUIを採用し、調整も簡略化したものになっていますが、PCのディスプレイと比べると離れて利用するテレビならこれで十分、という配慮でしょうか。ただ、PS3やWindowsMediaCenterと言った同様のUIのソフトを動画再生用として使ってきた身からすると、この手のUIは手にもって直観的に操作できるリモコンがあって初めて便利なんです。PCのマウスやトラックボールで操作する分には、PCモードでも最近の大型液晶テレビに接続して使う分には十分な気がします。液晶は画質的に画面内のコンテンツに視聴者を引きこむような印象を与えず、むしろ壁を作って距離を取りたくなるような気にさせるものですからどうしてもテレビと利用者の距離は物理的に遠くなり、PCモードでは字が細かすぎるということは往々にしてありますが、しょっちゅう使う設定はだいたい決まっていますから毎回細かい字を読む必要はないですしね。もちろんPowerDVD開発元のCyberlinkもそんなことは分かっているでしょうから、別途スマートフォン・タブレットをリモコンの代用品にして利用できる専用ソフトを用意してはあります。が、このリモコンソフト、スマートフォン画面を見ながらでないととても操作できないんで、利用環境としては物理リモコンに遠く及びません。もうはるか昔の話ですが7のころは専用物理リモコンを発売してましたよねぇ確か。お金出してでもああいうのがあれば、と思います。
とUIの方はそれほど意味を感じませんでした。しかし、それでも16にして良かった、と思える機能アップはありました。それはビデオエンハンスメントです。PowerDVDは古いバージョンから主にDVDに関して高い解像度に補正して再生する機能をウリにしてきましたが、16ではこれを動画再生に利用できます(15でできたかは不明だが14では不可)。試しに1920x1080x24fpsという我々が普通に利用する解像度の動画を再生し、ビデオエンハンスメントを有効にし、かつ強さを75%程度(TVモードの場合25%刻み)に引き上げたところ、グッと画質が締まり、細かい部分が際立って見えるようになりました。1440x1080x60fpsというわたしがよく使うモードに対しても有効です。ちょっと細部にノイズが浮くのが気になりますが、これを画面分割する比較モードで視聴すると、元のモードは本当に同じ解像度なのかと思うほどボケて見えてしまいます。コントラストがかなり強くなるために色味が少し異なって見えてしまうのが難点ですが、これを目当てにPowerDVD16を買ってよかったと思ったほどです。ただ、SDなど古い映像に関しては協調することによって細部のノイズが際立つほうが気になるため、25%以下の弱めに方が個人的には好みの画になりました。もちろんこうした補正はCPUを使うのですが再生そのものはGPUの再生機能を使えるため、CPU負担は予想外に少なく済みます。CPUファンの回転数を上げないことによってノイズを減らす、という点からも優れた方式です。
実は音声にもそのエンハンスメントが存在し、説明によると「音声を増幅し、低温と会話を拡大し、サラウンド サウンドを実現します。」とのこと。もちろん14にはなかった機能です。サラウンド効果を与えるのでちょっとエコーがかかったような音になりますが、それなりのスピーカーを使えば「会話を拡大」の効果は絶大。今回テストに使った映像ファイルは何回も見たものであるにも関わらず、今まで聞こえなかった(正確には聞き洩らす程度にしか聞き取れなかった)モブキャラのどうでもいいような会話がはっきり聞こえ、「ああ、多分アドリブなんだろうけどこんなことしゃべってたんだ」と感心させられたほどです。もちろんオリジナル音声を弄ることに抵抗がある人はこの機能をカットすることも可能です。
これらの機能がAMD独自の機能であるFluidMotionVideoと同居できれば素晴らしいのですが、残念ながら動画ファイルにはFluidMotionVIDEOは16でも使えません。ヘルプによると、たとえBDであってもビデオエンハンスメントとFluidMotionVIDEOの同時使用はできないとのことです。それどころか、ちゃんと機能のチェックを入れることができるにも関わらず、液晶テレビに接続したA10-7800機ではPowerDVD16ではFluidMotionVideoを機能させることができませんでした。ちなみに同じPCに入っている14ではちゃんと機能しましたので、設定は間違っていないと思うのですが。また、液晶テレビから液晶モニターに映像出力先を変えた場合、今度はFluidMotionVideoが有効になっています。基本的にPowerDVDはBDソフトを再生する際に周波数をソフトに合わせる、たいていの場合24Hzにすることを前提にしている感じですので、16では周波数の変更できる液晶テレビではFluidMotionVideoは働かず、60Hz固定のディスプレイにおいてのみ有効にしているのかも知れません、もちろん24Hz固定を拒否して使っているのですが。14の時と比べるとFluidMotionVideo機能は少し後退している感じです。ストップモーションアニメの特撮映画のようなFluidMotionVideo機能と相性抜群の映像を楽しみたい身としては非常に残念です。もう少し使い詰めて、なんとかテレビでもFluidMotionVideoを使えるようにしたいものです。もちろんわたしの環境ではたまたまこうなっただけで本来は問題はない、という可能性も大いにありますが。
PowerDVD16はPCをメディアプレイヤーとして使ってテレビにため込んだ動画ファイルを映したい、という人には十分お勧めできるものです。普通のメディアプレイヤーや無料の再生ソフトはいくらでもありますが、さすがに有料ソフトだけあって細かい部分でレベルが違う再生を行ってくれます。ただ、映像ソフトごとにある程度調整を行わないとクドくなり過ぎたりすることもありますので、そういう意味で面倒ではありますが。APUの場合内蔵のRADEONの再生機能だけでも高機能ですので音声を除けばあえて市販ソフトを買う必要はないかも知れません、それだけのために買うには値段も少し張りますし。ただ、個人的にはやはりPCでのBD再生環境、それもなるべく良いものを持っておきたいという願望がありますので16の購入は"アリ"でした。
ただ、それでも普通に買うより少し安いですし、せっかくなので買ってしまいました。
さて久々にバージョンアップさせたPowerDVD、液晶テレビにつなげてあるA10-7800搭載PCにインストールして使ってみます。正直DVDやBDを再生させるだけなら14でそれほど不満を感じてなかったので、一番の期待は”TVモード"という新UIモードでした。TVモードとはPCをテレビにつなげて使うことを前提とした簡易モードで、大きな字とアイコンを使ったUIを採用し、調整も簡略化したものになっていますが、PCのディスプレイと比べると離れて利用するテレビならこれで十分、という配慮でしょうか。ただ、PS3やWindowsMediaCenterと言った同様のUIのソフトを動画再生用として使ってきた身からすると、この手のUIは手にもって直観的に操作できるリモコンがあって初めて便利なんです。PCのマウスやトラックボールで操作する分には、PCモードでも最近の大型液晶テレビに接続して使う分には十分な気がします。液晶は画質的に画面内のコンテンツに視聴者を引きこむような印象を与えず、むしろ壁を作って距離を取りたくなるような気にさせるものですからどうしてもテレビと利用者の距離は物理的に遠くなり、PCモードでは字が細かすぎるということは往々にしてありますが、しょっちゅう使う設定はだいたい決まっていますから毎回細かい字を読む必要はないですしね。もちろんPowerDVD開発元のCyberlinkもそんなことは分かっているでしょうから、別途スマートフォン・タブレットをリモコンの代用品にして利用できる専用ソフトを用意してはあります。が、このリモコンソフト、スマートフォン画面を見ながらでないととても操作できないんで、利用環境としては物理リモコンに遠く及びません。もうはるか昔の話ですが7のころは専用物理リモコンを発売してましたよねぇ確か。お金出してでもああいうのがあれば、と思います。
とUIの方はそれほど意味を感じませんでした。しかし、それでも16にして良かった、と思える機能アップはありました。それはビデオエンハンスメントです。PowerDVDは古いバージョンから主にDVDに関して高い解像度に補正して再生する機能をウリにしてきましたが、16ではこれを動画再生に利用できます(15でできたかは不明だが14では不可)。試しに1920x1080x24fpsという我々が普通に利用する解像度の動画を再生し、ビデオエンハンスメントを有効にし、かつ強さを75%程度(TVモードの場合25%刻み)に引き上げたところ、グッと画質が締まり、細かい部分が際立って見えるようになりました。1440x1080x60fpsというわたしがよく使うモードに対しても有効です。ちょっと細部にノイズが浮くのが気になりますが、これを画面分割する比較モードで視聴すると、元のモードは本当に同じ解像度なのかと思うほどボケて見えてしまいます。コントラストがかなり強くなるために色味が少し異なって見えてしまうのが難点ですが、これを目当てにPowerDVD16を買ってよかったと思ったほどです。ただ、SDなど古い映像に関しては協調することによって細部のノイズが際立つほうが気になるため、25%以下の弱めに方が個人的には好みの画になりました。もちろんこうした補正はCPUを使うのですが再生そのものはGPUの再生機能を使えるため、CPU負担は予想外に少なく済みます。CPUファンの回転数を上げないことによってノイズを減らす、という点からも優れた方式です。
実は音声にもそのエンハンスメントが存在し、説明によると「音声を増幅し、低温と会話を拡大し、サラウンド サウンドを実現します。」とのこと。もちろん14にはなかった機能です。サラウンド効果を与えるのでちょっとエコーがかかったような音になりますが、それなりのスピーカーを使えば「会話を拡大」の効果は絶大。今回テストに使った映像ファイルは何回も見たものであるにも関わらず、今まで聞こえなかった(正確には聞き洩らす程度にしか聞き取れなかった)モブキャラのどうでもいいような会話がはっきり聞こえ、「ああ、多分アドリブなんだろうけどこんなことしゃべってたんだ」と感心させられたほどです。もちろんオリジナル音声を弄ることに抵抗がある人はこの機能をカットすることも可能です。
これらの機能がAMD独自の機能であるFluidMotionVideoと同居できれば素晴らしいのですが、残念ながら動画ファイルにはFluidMotionVIDEOは16でも使えません。ヘルプによると、たとえBDであってもビデオエンハンスメントとFluidMotionVIDEOの同時使用はできないとのことです。それどころか、ちゃんと機能のチェックを入れることができるにも関わらず、液晶テレビに接続したA10-7800機ではPowerDVD16ではFluidMotionVideoを機能させることができませんでした。ちなみに同じPCに入っている14ではちゃんと機能しましたので、設定は間違っていないと思うのですが。また、液晶テレビから液晶モニターに映像出力先を変えた場合、今度はFluidMotionVideoが有効になっています。基本的にPowerDVDはBDソフトを再生する際に周波数をソフトに合わせる、たいていの場合24Hzにすることを前提にしている感じですので、16では周波数の変更できる液晶テレビではFluidMotionVideoは働かず、60Hz固定のディスプレイにおいてのみ有効にしているのかも知れません、もちろん24Hz固定を拒否して使っているのですが。14の時と比べるとFluidMotionVideo機能は少し後退している感じです。ストップモーションアニメの特撮映画のようなFluidMotionVideo機能と相性抜群の映像を楽しみたい身としては非常に残念です。もう少し使い詰めて、なんとかテレビでもFluidMotionVideoを使えるようにしたいものです。もちろんわたしの環境ではたまたまこうなっただけで本来は問題はない、という可能性も大いにありますが。
PowerDVD16はPCをメディアプレイヤーとして使ってテレビにため込んだ動画ファイルを映したい、という人には十分お勧めできるものです。普通のメディアプレイヤーや無料の再生ソフトはいくらでもありますが、さすがに有料ソフトだけあって細かい部分でレベルが違う再生を行ってくれます。ただ、映像ソフトごとにある程度調整を行わないとクドくなり過ぎたりすることもありますので、そういう意味で面倒ではありますが。APUの場合内蔵のRADEONの再生機能だけでも高機能ですので音声を除けばあえて市販ソフトを買う必要はないかも知れません、それだけのために買うには値段も少し張りますし。ただ、個人的にはやはりPCでのBD再生環境、それもなるべく良いものを持っておきたいという願望がありますので16の購入は"アリ"でした。
TSの扱いに関してはいろいろ問題があるのでしょう。まだ全面的にH.265を取り入れたわけでもないようですしね。
残念ながら 4K放送のTS(HEVC Main@L5.1)のHWデコーダは使えないみたいですね。
MPC-HCは使用できるのに。
まぁ確かにドライブより高いですけど、BD再生ソフトのいいのがなきゃPCにBDドライブ積む意味ないですからね。せっかくだから、って思いはあります。
新しいOSが悪い、というより標準であてがわれたドライバがまずかったようにも思います。いっそ無線でやったほうがいいのかも知れません。
かといってBDドライブより高価なソフトを購入するのは、ちょっとねぇ
P.S.
Win10ノートからWin7デスクトップのファイル(数MBから数十MB)をコピーしたら、なんか遅い
タスクマネージャーで見たら200-300kbps!? 10BASEでコリジョン起こしてる!?
ヘロヘロのカテ6ケーブルといえどリンク速度は1Gbpsなのに。
ちょっと調べたらノットワークアダプタのオフロード設定を切ったら良いとかなんとか。でもダメ
ダメもとでIPv6切ったら、瞬間コピー!
ノートもデスクトップもアダプタはIntel 82579V でもデスクトップはIPv6有効なのに、なんでだろー?
新しいOSは色々と想定外のことが起こります。
やはりアップグレード通知が出ないのが最大のメリット!?なのかな。
http://www.gizmodo.jp/2016/07/5windows_10.html
前にCyberlinkの人に聞いた話では、そういうケースは把握しているのでサポートに問い合わせてほしい、とのことでした。バージョンアップが繰り返されるとそういうことがあるとかなんとか。
なんか面倒くさい方法もあるみたいですね。将来使うことになるかも。
なんとかアップグレードしたのですが、BD-Rの換装と同時に購入したバンドル版のPoweDVD10がインストールできやしねぇorz
単体ソフトとして古いのはわかるのですが、市場にはまだ付属した状態で売られているはず。
ましてノートPCの視野角の狭いくそみそテTN液晶なのでちょっと調べてみました。
http://www.taamaki.net/2015/11/windows10PowerDVD.html
なんとかインストール出来ましたが、道は険しそうです。