「ニンニクを食べると若返る不思議!」古代エジプトではスタミナ源!花や植物の話!
10代の頃に西部劇で、道を歩くメキシコ人が首にかけた
ニンニクの束から、ひとつ取り出して生でかじってる
情景がありました。その時は、生で食べてると、
不思議に思ったんです。野菜ですから、生で食べられますね。
ニンニクはスタミナの源で、効用がたくさんあります。
原産地は、中央アジアのキルギス地方と、言われています。
西に伝わって、紀元前3000年頃から、工ジプトでは盛んに
食べられていました。この時代の墓の壁画に描かれています。
紀元前1300年代のツタンカーメン王の墓からは、
エンドウ豆やニンニクの塊が、発見されています。
エンドウ豆は、現在、芽を出してタネが販売されていますが、
ニンニクは、芽を出さなかったのでしょうか。
エジプトの代表的なピラミッドは、ギゼーのピラミッドです。
毎日20万人の労働者を、3ヶ月交替で働かせて、20年かかって、
完成されたそうです。ピラミッド建造のスタミナ源がニンニクで、
消費されたニンニクの量が、ピラミッ ドに記録されています。
古代ローマのニンニクの常用が、知られています。
周辺の国を征服するために、戦士の力を強化する必要があり、
古代ローマでは、ニンニクを常用させるようにしていました。
ピラミッド建造する労働者や、ローマの戦士にとっては、
スタミナ源の食べ物だったのですね。
ニンニクが、東の方に伝わったのは、漢(紀元前140年頃)
の武帝の時代と言われています。
日本には万葉集に記載があり、紀元750年以前に入って来たが、
ニンニク特有の臭い匂いと、食生活に合わなく、
薬用として利用さ れてきたそうです。
青森県のニンニクが、日本の一大産地です。
昭和30年代迄は、一部地域で自家用栽培されている程度が、
現在では、県内全域に栽培され、全国の7割以上を占めています。
ニンニクは、成分の効用から健康食品です。
畑に生えている時の、ニンニクは無臭ですが、摺おろすと、
強烈な匂いが出ます。匂いは分解酵素のアリイナーゼです。
ニンニ クの細胞には、主に13群の物質があります。
アリイナーゼが分解酵素で、細胞膜が壊され匂いと辛さが出ます。
また、アリシンはアリインが分解されたもので、
赤痢菌・肺炎球菌・黄色ブドウ球菌・真菌類などに対して、
強い抗菌作用 があります。
昔から、ニンニクを食べると、病気にならないとか、
治るとか言われていますが、アリシンの 抗菌作用です。
ニンニクは昔から、滋養・強壮に利用され、現在も、
サチブァミン複合体などが、生理作用から健康食品として、
再認識され、抗生物質と言われる所以です。
ニンニクの効用は、細胞を若返らせる、耐久的な体力の増強、
ビタミンの体内留保を高める、肝機能障害からの回復、
血漿コレステロールの増加・抑制、解毒・病菌に対する
抵抗力・増血・血管壁強化・皮膚の強化などの生理作用があり、
良いこと尽くめですね。
食生活の洋風や中華に、ニンニクが調味料や香辛料として、
使われますが、健康食の野菜としてが、一番の要素です。
それにしてもカツオの刺身には、
絶対に、摺りおろしニンニクが欠かせません。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は、色々ありますね。
自然界や植物を知る事も、そのひとつです。
敗戦後の時代は、食糧難です。親が、風邪引かないから、
ニンニク食べろと勧める。食物がない時代は食えりゃなんでも。
火鉢(ひばち)に当たりながら、灰の中にニンニクを埋めて、
焼くわけです。出来上がるとホクホクして、美味しい。
貧しい時代だから、1個の塊しかない。それを一人で食べるとは、
いかない。ひと粒かふた粒。お陰で年齢を重ねても元気です。
10代は餃子です。ニンニクのある餃子は美味しいです。
支那の餃子には、ニンニクが入っていません。
陸軍帰りの店主達が、貧しい時代の健康食として、支那で食べた
餃子をヒントに考えたのでしょう。本当に助かった時代です。
20代になって初めてハワイに。ランチがバイキングです。
ハエの多さ、食物の上にたかってる。
その中に、皮をむいたニンニクがある。あれ~生で食べるのか。
食べると、もの凄く辛い。が初めての生の経験です。
30代になって、支那のシルクロードの敦煌。
町外れの道端にたった1軒の露店。埃だらけで牛馬の往来も多い。
見ると形は違うが餃子だけ焼いてる。簡素なテーブルに座って、
焼きあがるのを待つ。水は貴重品だから、油だけで揚げる。
テーブルに出来上がりと、ニンニクひとかたまり。
周りの客が、皮を剥いて食べろと。生のニンニクをかじり餃子を。
これが美味しい。無くなると塊を放り投げて来る。
この食べ方にすっかり気にいって、家でも作って食べてます。