花と写真に興味、わからない!教えて!

花の楽しみ方。きれいな花、珍しい花、名前がわからない花など、
また、あなたが感じる感性、写す表現の写真基礎知識。

「フェイジョア」春の果物の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(春)
「フェイジョア」珍しい果物の花!春の花の種類は豊富!


フェイジョアは、1980年代にキウィフルーツと一緒に、
ニュージーランドから日本に入ってきましたが、
ほとんど果物として普及されませんでした。

植えられてる木は、時々見ますが、実がなってるのは、
見たことがありません。また花が咲いてる時でないと、
見つけるのが難しかったです。

おそらく育て方がわからなかったと思います。
キューイもそうですか、雄と雌の2本の木を植えないと、
蜂が受粉してくれません。
植えられてる木は1本が多かったと思います。
また数本植えてるのを見ましたが、雄ばかりという状態です。



フェイジョアの木の高さは、原種で約7m位あるそうですが、
日本で見たのは1~2m位です。ほとんどが品種改良で、
約3m位になるそうですが、キューイと違って、
剪定しすぎると翌年、花数が少なくなってしまいます。

入って来た時の苗木が、あまりよくなかったようで、
普及しなかった原因らしいです。最近は品種改良も進み、
ブームになって来たようです。

ミカン栽培が出来る気候なら、大丈夫だそうです。
フェイジョアの果実を食べた事がありませんが、
味はパイナップルとバナナの中間の様な香りがあり、
メロンや洋ナシのようなまろやかな食感だそうでう。

また、冷凍保存すると味が落ちてしまうので、
生で食べられるチャンスは、毎年11~12月しかないそうです。


     
  • 別名 

  • 特色 果物

  • 科 フトモモ科

  • 原産 南米

  • 花期 4~5月

 



いかがでしたか?

フェイジョアは3000種以上あり、130~150属に分けられてます。
フトモモ科というのも珍しいですが、一般的に知られてる名前は、
ユーカリ、テンニンカ、ブラシノキ、ハワイなどで出てくるグアバ、
そしてフェイジョアがあります。

フェイジョアの果実が、どんなものか調べていましたら、
フェイジョア栽培農家 楽・農・人 ゆうゆうファームがありました。
6個入り2,700円、15個入り6,000円(消費税・送料込み)
で販売もされてます。珍しい果物ですから、自分で試食や、
好きな人に贈ってみては、いかがでしょうか。

「ナンジャモンジャ」春の木の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(春)
「ナンジャモンジャ」5月に雪が降ったよう!木の花!春の花の種類は豊富!



ナンジャモンジャは、正式名ヒトツバタコと言います。
1990年代頃から、あちこちで見られるようになってきました。

ヒトツバタコの分布は、対馬、岐阜県東濃地方、愛知県に、
隔離分布する珍しい形態の国指定天然記念物です。
世界で約80種が知られ、多くの種は熱帯、亜熱帯域に分布するが、
東アジアのヒトツバタコ、北アメリカのアメリカヒトツバタゴの、
2種は主に温帯域に分布する。熱帯域は常緑性で、
温帯域の2種は落葉性である。

ヒトツバタコで知られるより、ナンジャモンジャで覚えられています。
知られるようになって、人気の高い花になってきました。
確かに、満開になったナンジャモンジャを見ると、
なんてえ~~~花だと言いたくなります。



日本最大の群生地では、5月初旬に満開になります。
5月に雪が降ったような光景になります。
ナンジャモンジャを、ひと目みたいと、多くの鑑賞者や、
カメラマンが集まって来ます。

最初に見たのが、神代植物園です。高木で見上げるように。
30年たって、あちこち見られるようになって来ました。
昭和記念公園にもあります。東京都薬用植物園にもあります。

ナンジャモンジャが、正真正銘の和名になっている植物が、
ナンジャモンジャゴケで、中部地方山岳地帯に分布しています。
20世紀最大の発見と云われてるそうです。


     
  • 別名 ナンジャモンジャ

  • 特色 

  • 科  モクセイ科

  • 原産 日本、中国、台湾、朝鮮半島

  • 花期 5月

 



いかがでしたか?

ヒトツバタゴは、昔は隔離分布で見られるのが少なかったが、
最近は植物園にもあり、高木ですから、花の木全体を見る感じです。

ナンジャモンジャは、特定地域しかありませんから、
ほとんどの地域では見られません。初めて見た人が、
「この花は、なんじゃ、なんてえもんじゃ」
と言ったそうです。それで「ナンジャモンジャ」
になったと言われています。

純白の花の満開を見て、その素晴らしい花姿に、
驚いて発したと思います。

最近は人気が出てきて、かなりの人に知られるようになりました。
植物園以外では、松江城の門前に、茅ヶ崎市甘沼の成就院に、
鳥取市桂見の森林公園とっとり出合いの森に、
自生地では、長崎県対馬市上対馬町鰐浦に、犬山市<犬山市池野地区に、
真っ白な花を付け自生してるのが、見られます。




「イチョウ」春の木の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(春)
「イチョウ」生きてる化石、イチョウの花!



イチョウは、ギンナンを食べるだけの木ではありません。
ちゃんと花が咲きます。ケヤキなどと同じように目立たないだけです。
また、葉っぱと同色系ですから、なお見にくいです。
さらに高木が多くて、枝の近くで見るのが難しい花です。

花は、きれいという花でもありません。
珍しい、こんな花が咲くのかと驚きのほうが先です。
イチョウを街路樹や神社などで、よく見かけますが、
レッドリストに指定されてるとは、知りませんでした。

東京都、神奈川県、大阪府では都府県の樹に指定されています。
全国平均で沖縄をのぞく、日本の街路樹の1割がイチョウです。
神宮外苑のイチョウ並木がきれいですね。

また、様々な家紋の意匠をはじめ、東京大学の校章や、
東京都のシンボル旗に、イチョウの葉がデザインされています。
身近に使われてる言葉としては、野菜の切り方の「イチョウ切り」、
力士のマゲを結う「大銀杏」があります。



日本には室町時代より前に入ってきたとされ、各地の神社仏閣で、
巨木を見ることが出来ます。鎌倉の八幡様が有名でしたが、
倒れてしまったみたいです。

イチョウの木は、雄木と雌木があり、それぞれ雄花か雌花のみ、
咲かせ、ひとつの木に両方の花は咲きません。
雌花は花後に種子を付け、秋になるとオレンジ色に熟して落ち、
悪臭を放ちますが、美味しいギンナンの実です。
裸子植物の中では、最古のモノのひとつとされています。

古木の古枝の下に枝のような、ツララのように突起を伸ばす、
珍しい木です。この突起は乳房になぞらえて乳(ちち)と呼ばれ、
ガジュマルの木が体を支えるために、伸ばす「気根」に、
似ていますが、どうして出来るかはわかっていません。
乳イチョウと呼ばれ、安産・子育ての信仰対象
( 鬼子母神など)になっているそうです。
     
  • 別名 

  • 特色 銀杏

  • 花期 4月

  • 原産 中国安徽省

  • 科  イチョウ科

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方にも、色々ありますね。
どこでも出かければ、偶然に出会う花があります。
今まで探してたり、知らなかった花に出会います。

イチョウは「生きてる化石」と言われてるそうです。
イチョウは氷河期に、ほぼ絶滅したと言われていますが、
現存する唯一の一属一種しかありません。
普段見慣れてるけれど、とても貴重な木なんですね。

小石川植物園の入口に、葉っぱが広がって花を見つけました。
枝が、ちょうど腰位で撮影するのに楽でした。
注意深く見てないと、同色系ですから見落とします。

偶然に見つかると嬉しいです。
イチョウは、今までに沢山見てますが、花がどんな花か知りません。
いろいろ沢山経験させてもらってます。


「アザミ」春の山野草の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(春)
「アザミ」山野草の花!春の花の種類は豊富!



山野草や木の花は沢山あります。
目立たない花、目立つ花も沢山あります。
春になると一斉に咲き出します。
花は南から北に向かって、駆け上がっていきます。

花を鑑賞する時期が、一番いい季節です。

木の花は、ウメややツバキが咲き終わるとサクラが咲き、
モモなどが咲いてきます。目を楽しませてくれます。
山野草は地味ですから、少し注意深く探さないとわかりません。

冬から春へと季節も代わり、少しずつ暖かくなり、
どこかに出かけるには、いい時期になってきます。
家の近くを散歩して、借庭するのもいいでしょう。
知らない花を覚える絶好のチャンスです。



春から秋にかけて、どこでも咲いてるアザミ。
みな同じように見えますが、違ったアザミです。
アザミの花の種類は多く、世界に約300種類もあります。
日本には約100種類ほど。
さらに、今でも日本で、新種のアザミがみつかります。

これでは花の種類が沢山あって、
見分けるのが難しいです。
見かけたら戻ってきて図鑑で根気よく、
名前を見つけるしかありません。

一般的に春先から見られるのがノアザミ。
関東地方に多いタイアザミ。
太平洋側の海岸地域に見られるハマアザミ
四国、九州では一般的なツクシアザミ。
中部から東北地方の日本海側に咲くオニアザミ。
湿原に咲くキセルアザミ。
近畿以北の日本海側に咲くサワアザミ。
南西諸島に咲くシマアザミ。
小笠原に咲くオガサワラアザミ。
ノハラアザミは秋に咲きます。
ひとつの探す目安にしてください。

おみやげ店などで売られている味噌漬けの「山ごぼう」
これは、栽培されたモリアザミの根です。

また、新潟県八海山の麓にある「へぎそば」
へぎとは、杉の木の皮。屋根にも使います。
ざるを使うから「ざるそば」
蒸篭を使うから「せいろそば」
へぎを使うから「へぎそば」
つなぎにアザミの根を使ってます。
お店の名前は忘れました。名水がある所の前に。

アザミは北半球に多いです。
スコットランドの国花で、
アザミにトゲがあるのを利用して、
侵略を退け国防の役目をしたんです。
野草と言っても馬鹿にできませんね。
     
  • 別名 ノアザミ

  • 特色 根が食品に(特定種)

  • 花期 5~9月

  • 原産 北半球

  • 科  キク科

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方にも、色々ありますね。
花の種類や名前がわかるだけで、楽しくなります。

アザミは食用にする地方もあります。
アザミとは別に有毒なヤマゴボウ科と
食用にもなるアザミはキク科。
ヤマゴボウやヨウシュヤマゴボウ(根は大根と同じ位の大きさ)は
食べないようにしてください。
ヨウシュヤマゴボウの根を引き抜くのは、容易ではありません。

花の名前と花を確認しながら、写真も覚えてしまいましょう。
あなたも野原で、観察しながら楽しんでください。

何年後かに、あなたは人生変わったと。花のある
素晴らしい、楽しい生活で人生を送ってください。
花を手で採るより、写真で撮りましょう!
写真家 高橋克郎より。


「イカリソウ 錨(いかり)の形から」春の山野草の花!どんな花にも名前がある!

2017年11月19日 | 花の種類(春)
「イカリソウ」山野草の花!春の花の種類は豊富!



イカリソウの花の色は、薄いピンクがついたのが一般的ですが、
白、クリーム、濃いピンク、赤紫(珍しい)、黄色(珍しい)
などあります。日本には6種が自生しますが、
違う種同士が自然に交配したりで、地域によって変種など、
微妙な違いが出てきて、分類や種の特定が難しい植物だそうです。

イカリソウは25種ほどが、アジアから南ヨーロッパ、
北アフリカにかけて分布する。
種類には、在来種のトキワイカリソウ、キバナイカリソウ、 
シロバナイカリソウ、バイカイカリソウ、
外来種は中国原産のホザキイカリソウ、ヨーロッパ原産の、
アルピナムなどがあります。



イカリソウは東北以南の太平洋側、四国、九州などに、
自生している。 春に芽を出して開花し、晩秋まで生長し、
冬は葉っぱが落ちて休眠します。

名前は船の錨に見立て、イカリソウの名前があります。
(とがった部分は距(きょ)といいます)。

庭に植えてますが、放ったらかしでも、増えていきます。
冬場に掘り出して、根を切って株分けすれば、
もっと増えると思います。

ホザキノイカリソウは、見た感じ、ちょっとイカリソウには、
見えません。あんまりかわいらしくも見えません。
バイカイカリソウも、普通のイカリソウとは違います。
バイカと名前がついてますから、梅の花のようです。



     
  • 別名 

  • 特色 錨の形に似てる

  • 花期 4~5月

  • 原産 東アジア、北アフリカ、南ヨーロッパ

  • 科  メギ科

 



いかがでしたか?
イカリソウは変種が多いそうですから、いろいろな場所で見て、
この花もイカリソウと驚かされます。

日光植物園に行くと、右回りで、少しくだり道の左側の土手に、
群生が見られます。よく見てると中にシロバナイカリソウがあります。
突然変異で、出来たのでしょうか。

キイカリソウは京都植物園で見つけました。
非常に珍しいイカリソウです。
いつか赤紫のイカリソウを探したいと思ってます。