最近「ハーブ」を意識的に校内でたくさん植えてきた。理由はその香りが生徒諸君の癒しになればというのと、ド根性があり乾燥にも強いこと(水やりが楽になりますやん)、一般的な「花苗」よりは見栄えはしないが一応花は咲かせること、来年も育つ多年草であり比較的「花苗」よりリーズナブルなこと、などなど。その多くはPTA会費で買わせてもらった。
「ハーブ」は、料理やアロマ、リラクゼーションなどで人気があり、香りに鎮静・興奮などの作用がある。「草」「野草」を意味するラテン語を語源とする。
そんな「ハーブ」は大きく分けて、「ミント」「ローズマリー」「バジル」「タイム」「ラベンダー」の5種類がある。生徒諸君はそれぞれどこかで聞いたことがあると思うが、今回のブログでは、特に自分がこの香りが好きだという「ローズマリー」を紹介してみたい。
ローズマリー
○地中海沿岸地方原産。シソ科。常緑性低木。
○語源は古代ラテン名の「ロースマリヌス」で「海の露」と言う意味。
○「ローズマリー」=「聖母マリアのバラ」ではない。
○古代エジプト時代の墓から枝が発見されている。
○古代ギリシャでは神に捧げる植物として重んじられていた。
○記憶力を高める効用があるとされる。受験生は匂うべし。
○中世ヨーロッパでは大流行したペストを防ぐ効果があるとされた。
○消臭や抗菌効果があり、肉の鮮度を長持ちさせることからヨーロッパでは肉料理に使用される。
○冬から秋にかけて、葉の付け根に淡紫色のかわいい花を咲かせる。
効用の中に「精神を休める効果」があるので、疲れた時などは一度「ローズマリー」の香りを楽しんでみてほしい。
ただし、近くを通ってすぐに香りがするというものではなく(その点ではジンチョウゲに完敗)、その葉っぱを触って指の匂いをかくと一番わかりやすい。なんともいえない心地よい匂いがしてなぜかほっとする。(この匂いをどう感じるかは個人差があるが・・・)
以下校内のどこに「ローズマリー」が育成されているかを紹介する。
若者よ、この葉っぱを一度触ってみよ、そして指を匂ってみよ!!
「日本四大香木ストリート」の手前に、プランターに植えられた「ローズマリー」が3つある。これは匍匐性(ほふくせい=横に広がる)タイプのやつで、さらにプランターからはみ出して枝垂れるはずだ。
「日本四大香木ストリート」のジンチョウゲの裏にある「ローズマリー」。これは自立するタイプで、将来どれくらい育つか楽しみだ。
(追伸)阪急吹田駅の「メイシアター」側出口の売店の側に生育する「ローズマリー」は、吹田市の天然記念物になってもおかしくないぐらいの見事さで、そのすさまじい繁殖力に驚かされる。一度見るべし。