フェリーが埠頭を離れ、航跡を残すようになると、自然と開放感に捉われる。デッキに座って缶コーヒーを開け、ゆっくり流れていく水面を眺めながら、心を解き放つと、目の前に、違う場所と時間のシーンがランダムに舞っていく。そう、SF映画で見たブラックホールに落ちて行く時見るに違いない、あの時のアストラノートの微笑み。ゆっくりと時間が流れ、何故か風が頬をなぶる。人が死に囚われた時もこういう感覚になるのか?頑張った、最後がこうなら悪くもないなあ。何十分か何時間か何世紀か経って、身体が少し冷えてきて、手に持った缶コーヒーもすっかり冷めて、そっと息を吐く。船に乗るのは悪くない。夢が叶えば船で暮らしたい。好きな時に好きな場所に好きな次元にワープ出来る。これって、かなり贅沢で幸せ!これから、初めての小豆島。
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