SYWOC2013 日本代表コーチの布目です。
フェイスブックの特設ページで、運営の皆さんがレース結果の速報を流してくださっています。ご存知でしょうか?
ご存じない方は、是非覗いてみてください。URLはこちら→https://www.facebook.com/pages/Student-Yachting-World-Cup/130331047047186
レースが行われるのは日本時間午後7時~深夜1時くらいです。その間は目を離せません!?
さて、自前のカメラの電池が無くなってしまったため写真はありませんが、日本代表の活躍の様子をご紹介したいと思います!
※部のカメラは生きているので、接続方法が判り次第写真のアップも再開します。
<1日目>
レース初日の朝はあいにくの雨。徒歩で移動のため、オイルスキンのフードをかぶってハーバー(レース村、Race vill)まで行きました。
レース村に到着すると、何と一番乗り! ウミネコの啼く静かな海で、一同艤装に取り掛かります。
艇長会議(Skippers' meeting)の時間が近づくと、ようやく他チームの面々も現れてきました。
艇長会議では諸注意やSIの変更点を通達され、ランチも配られました。
ランチはフランス名物(?)のクスクスです。小麦を加工した小さな粒々に野菜やレーズンが混ざっており、それがドカベンのようなタッパ一杯に入っています。(残念ながら、日本人の口には・・・)
この日の風は、夕方に向けて徐々に強くなる予報でしたが、出艇時はまだ弱く、エンジンを外したヨットをロールさせて自力で出艇するチームもありました。
さて、選手たちが出艇すると、私たち陸上待機組には例によって自由時間が訪れます。しかし、断じてただ暇していた訳ではありません。
運営の人に「おまえらに提供する海図はねぇ」と言われたので、しぶしぶ船具店”U Ship”へ海図を買いに行きました。
・・・が、何と店の門が閉まっていました。うろうろしていると、店員さんが近づいてきました。
布目「Could you open the gate? Or is it closed?」
店員「Year, it's closed.」
布目「Really? So... we'll come back tomorrow.」
店員「OK, see you later.」
この日はとりあえず私のiPadの海図アプリで乗り切ってもらうことにしましたが、次の日もとなると水没リスクは高まるばかりです。選手にも無駄な気を遣わせてしまいます・・・
その間も、海上では白熱した試合が繰り広げられていた模様です。詳しくは公式フェイスブックページ(上記)をご覧いただきたいのですが、混戦中の大混戦です。
日本代表は第2レースでチャンスをつかみ、6着を勝ち取りました。
やはり世界の壁は高く、苦戦続きではありますが、希望はまだまだ残っています。頑張れニッポン!
<2日目>
稲村ケ崎・・・もとい、ポルニックは今日も雨。
荷物は有難い事に、USAチームが運んでくれるとの申し出があったので、2人以外は手ぶらでレース村へ。彼らは最高のトモダチです。
昨日と同様、艇長会議を経て出艇。レース委員長曰く「荒れる予報だから、君たちの技量次第ではノーレースにするよ」との事。
ちなみに、今日のランチはフランスパンのBLTで、クセのあるチーズを除けば日本人の口にも合います。
さて、陸上待機組は自由時間。
選手村への道中、運営の方が通りかかり、車に乗せてくれました。結構雨に降られていたので、とても助かりました。彼らも最高のトモダチです。
しばらく部屋の整理等をして、再び"U Ship"へ。今度こそは海図を入手しました。これで沿岸コースのレースも万全のはずです。
例によって雨に打たれながら帰ろうとしていると、何と地元のおじさんが選手村まで送ってくれました。彼は仏様に見えました。
部屋でフランス版フルハウスやフランス版アイアンマンをBGMに食事をしていると、まだ時間が早いにも関わらず選手のみんなが帰ってきました。
話を聴くと、無念にもスピントラブルでリタイアとの事・・・ 気圧の谷の影響による突風が災いしてしまったようです。
結局その日は日本チームがリタイアした後1レースのみで、ノーレースとなった模様です。
おかげで、何とか次点の中国チームとは点差を離した状態で明日を迎えることが出来そうです。
現在選手たちは雨に濡れて凍えた体を温め、休息をとっています。
明日こそ巻き返しを狙うための体力温存策です。
引き続き、選手たちに応援よろしくお願いします!
優しい人に恵まれているようで何よりです・
明日からもみなさん頑張ってください!