神戸大学オフショアセーリング部

神戸大学体育会所属「神戸大学オフショアセーリング部(KUOSC)」のブログです

ECL バルクヘッド修理の乱

2017年02月22日 | 整備
さてさて、またしても住吉です。たぶん、元気が続く限り、連チャンで2本アップします!よろしくお願いしますm(_ _)m

前置きしておきますが、今回は長いです。どうかお許しを…🙇

何を書くかと言いますと、冬から続けておりますECLのバルクヘッド修理のこと。いよいよ合板を入れる山場に差し掛かったわけです。

今回はそれについて。

まずこういう作業の時は段取りが大事‼️ということで、この日は買い出しスタート!前日に揃えてない時点で段取り悪いんじゃね笑ってのは置いといて。

買ってきたもの
・プラスチックのカップ(パテ混ぜる用)
・ウエス1kg(?)分(きれいなウエスで接着面をきれいにする用。実はいいやつ少しだけで見た目に騙された……。)
・先の丸いヘラ(rを作るため)
・キッチンペーパー(色々拭く用)

と、こんなもん。

前日までに周囲の養生はしておきました。

さて、身支度をして、覚悟を決めて艇の中に‼️

もちろん人員配置も重要!
・総指揮
澤ちゃん
・艇内作業班
アドバイザー久松さん、住吉、山崎
・艇上作業班
北畑、坂元
・使いっ走り
A,B,C(部長、副部長、整備副隊長)
要するに…
艇内作業班=樹脂の塗布、合板の接着を担当
艇上作業班=樹脂の合成、パテの合成担当

使いっ走り=何でも屋さん
総指揮=監督業務と艇内作業の手伝い

さて、今回の作業にあたって、バルクヘッドのはじめの状態がこれ右舷側
左舷側

それでは、まず開口部の下側の合板から作業開始!
まずは、合板の木材むき出し部分とガラスの気泡の入ったであろうところなど、防水加工のしきれてないところに樹脂を塗ります。(後で出来るところはとりあえず放置)
続いて、接着面にも樹脂を塗って、パテとなじませやすくします。これに…
こう!
この作業が進んでる最中に、艇上ではパテの用意‼️
パテが艇内へ!接着に向けて、合板のバウ側の接着面とバルクヘッド側の接着面にパテを盛ります。

記憶が曖昧になってきてますが、たぶんバルクヘッドの接着面にもパテを盛った(はず)
そして、ついに合板を開口部に引いておいた基準線に合わせて接着❗️

ドン‼️
すかさず澤ちゃんがビス留め。
『指を撃ち抜かれないよう細心の注意を払いましょう』
でも、ここでバウ側からしっかりと合板を押さえておくのがミソ‼️これを怠って、ろくにチェックもしてないと悲劇に見舞われたり…。
さて、合板と接着面の隙間にパテを詰めます。平面についた余分なパテは削ぎながら。
そして、1枚目がようやく完成‼️

でも、ここで止まることはもはや出来ないのであります。

次に進みます。開口部の上の合板でございます。

この部材は小さめなので、樹脂も余ります。ということで、左舷側の接着面に余りの樹脂を塗ってしまいます。
ここでポイントなのは、この隙間に樹脂を詰めるようにしっかり塗っておくこと。
どアップ

さて、同時並行でパテが到着次第、接着面に塗ります盛ります。


はい、接着!
バシッ‼︎
しっかりパテが足りてると、下の写真みたいな感じで端から漏れて出てきます。これが大事なサイン。
そして、ビス留め。
余ったパテを取り除いて、隙間に詰めます。このとき、サッとならすようにパテを隙間に塗って、空洞が出来たら、パテが足りない目安!そこに詰めてあげましょう。

続いて続いて、左舷側の接着面にひたすらパテを盛ります。全体が真っ平らになるように、溝にはがっつりパテを詰め込みます。
ほぼ最終形態
準備が整ったら、接着!

ビス留めした時に、はじめパテがあまり溢れて出てこなくて、ヒヤッとしました…。正味、盛り過ぎくらいのほうが良さそう。

パテを隙間に入れ込むべく、ヘラを変えながら悪戦苦闘中。

続いて、ラスト1枚。右舷側。
合板と、バルクヘッドの接着面に樹脂を塗って
パテを塗って
接着‼️

ビス留め‼︎
このあと、シンクの下に潜り込んでビスを打ちました。しんどかったです。

こうして歓喜の瞬間が。作業終了です‼️

おおよそ、3,4時間あの空間にいました。あっという間でした。これで、あとは硬化待ち!最後のパテを練ったカップは残しておいて、パテの硬化の目安とします。はい、これでおしまい。腹ペコすぎたので、注文してくれてた弁当をみんなで食べました🍙🍱最高でした‼️

ということで、この日の整備の記録でした。皆様、お手伝いありがとうございました!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (カメラマン)
2017-02-22 22:39:48
『どアップ』写真は『樹脂を詰めるようにしっかり塗っておくこと。』の説明写真じゃないよ!

穴が10個開いている(一つは白いパテ?で埋まっている)のが確認できると思います。

これは、、、

右の5つの穴は建造段階?で間違えて開けられたであろうチェーンプレートの穴、、、こんなこともあるんですね〰。。。

それより重大だったのは、、、

左の5つの穴、、、よーく見てください、穴が縦長になっていませんか?

この部分の手前にはブルグ内下の方の写真のように元々合板がありましたが、合板が腐ってしまってチェーンプレートのボルトが腐った合板にめり込み、この部分の薄い積層をボルトで上に切断しようとしていた証です。

強風下でタックorジャイブでもしていたら近いうちにこの部分がチェーンプレートのボルトで破壊されて下手すればディスマストだったでしょう。。。

今回入れた合板は元の合板のグレードより2ランク水に強い合板です。その合板にファイバーグラッシングという手法で手の入らないほうの面は既に防水処理済み。反対側は後で全体的に同じ手法で処理しましょう。

記憶は正しいよ。パテは合板にも接着面にも塗りました。
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Unknown (Unknown)
2017-02-22 01:12:05
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