このところ全然ウチの猫さんの話が出てこなかったので、今日は一つ思い出話を。
先日チビの木のぼりの話を書いたので、それのガブちゃん編です。
さて・・・。
がぶちゃんは、木のぼりとは縁のなさそーな猫さんで、まさにそのとーりでした(笑)
我が家にある柿の木、彼も興味しんしん。
でも、ついぞ柿の木に登ったガブちゃんを見ることはありませんでした。
ちょっとメタボ気味だったからか、はたまた高所恐怖症だったからかは定かではありませんが、彼は木のぼりは不得手だったようです。
外へ出て、喧嘩しても、チビのように木の上にすすすっと登ったりはしませんでした。
ただ、木の幹でひたすら爪をとぐがぶちゃん(笑)
その代わり、しょっちゅう登っていたものがあります。
それは・・・・・
網戸。
我が家の網戸、春から夏、一番必要な時期に使いものになりませんでした(笑)
だって、がぶちゃんが登って、大きな穴があくか、破けるか。
1カ月に1回は網戸の張り替えが必要でした。
蚊は入り放題、風もすーすー。
こんな穴だらけの網戸、恥ずかしくて。
がぶちゃんたら、網戸登って降りられないんです。
上まで登ったら、降ろせー降ろせーと鳴いて要求。
はいはいはい・・・って家族が抱っこして降ろしていました。
あっちの網戸、こっちの網戸、がぶちゃんの被害に遭わない網戸はありません(笑)
チビの押さえ係りさんなんて、すっかり網戸の張り替えのプロになりました。あはは。
それが10歳を過ぎたころころから、ぴったり登らなくなったんです。
あれほど網戸に登ってたのに。
不思議な事にピタッと。
年を取ったからか、筋力が衰えたからかはわかりませんが、家族が大喜びしたのはいうまでもありません。
それでも、網戸を登らないがぶちゃんを見てるとつまらなかったな。
怒りながらも、みんながぶちゃんの網戸登りを微笑ましく見てから。
一番上まで登って誇らしげな顔をしたがぶちゃん。
そして降りられなくなって困った顔のがぶちゃん。
みんなみんな鮮明に覚えています。
まだあの頃の網戸が残っている場所があります。
がぶちゃんの爪で網が広がっているだけで破けてないから、そのままにしているのが一つ。
そろそろ張り替えなんだけど、納戸の網戸だからまだ使えるうちは使わなくちゃね。
なつかしい、がぶちゃんの足跡がそこにあるから。
チビは網戸登りは全くしませんでした。