新・空飛ぶ猫さん’ず 

目の見えない黒猫と、ぽっちゃりな女子猫の写真と飼い主の日常

106歳

2011-09-23 21:41:01 | インポート

今、うちの病棟に106歳のおじいさんが入院しています。

転んで足を骨折しました。

このお爺さん、もう何年も入退院を繰り返しています。

多少認知症はあるものの、元気で穏やかなお爺さんは病棟でも人気者。

100歳のときにはNHKの某番組にも出たそうです。

自分の事はなんとか自分でできてて、トイレも行っていたのに、そのトイレで転倒しました。

足折って入院しましたけど、ほぼ寝たままの状態になってから認知症が進み、結構手がかかるようになりました。

超高齢。手術はできません。

麻酔かけた時点で天国へ行っちゃいそうなので(笑)

保存的にという方針になりましたけど、人間寝たきりになったら衰えが加速します。

今ではご飯を食べなくなって寝てばかり。

なんだかチビちゃんを思い出したな・・・。

点滴に頼っている状態。

おそらく寿命なのかもしれません。

それでも、話しかけたら答えてくれるし、笑顔も見せてくれます。

息子さんは「もういい加減に天国へ行ってくれてもいい」って仰っています。

その息子さんも、80歳間近。

実はおじいさんの奥さんも健在。

なんと100歳近いんですよ。

その老夫婦を看ている、老息子。

大変ですね。

ちょっと聞いたら106歳って素晴らしい長生きです。

家族にとっては、それどころじゃない。

人間元気でコロっ、となんてそうそう上手くいきませんね。