シュートレン

パン屋さんで、【シュートレン】を発見！!　　＼ ＾ o ＾ ／
大きさの割には、値段が高めですが （失礼　　 m ( _ _ ) m ）、思わず買ってしまいました。

【シュートレン】は、ドイツのお菓子です。
ブランデーなどに浸けておいたドライフルーツを、たっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いた長細いパンで、かなり重く、日持ちがします。上からたっぷりの粉砂糖がかかっています。
クリスマスの４週間前の週末から、薄く切って、少しずつ食べながら、来たるべくクリスマス（イエス・キリストの生誕）をお祝いするそうです。あちらでは、クリスマスといえば、ケーキよりも、シュートレンの方が一般的だとか。

本音をいうと、特に珍しい味ではありません。とっても甘くて、シンプルな味だと思います。

筆者は、学生時代にお世話になっていた下宿の大家さんから、【シュートレン】を教わりました。
毎年、クリスマス前に家賃を支払いに行くと、必ずお茶菓子として【シュートレン】をごちそうになってました。

この下宿は、女性専用で、４畳半の個室に台所・トイレ・お風呂・電話が共用。駅からは徒歩５分、大学までなら、徒歩１０分。敷地内に大家さんが住んでおられて、セキュリティもばっちり。（門限がかなり厳しかったですが、これもセキュリティゆえ・・・　( T _ T ) ）

とっても素敵な大家さんで、何かにつけて親身に相談にのってもらったり、いろんなことを教えていただいたり、おいしいものを食べさせていただいたり、週に一度、映画会（ビデオ上映会）もあって、数々の名画を見せてもらったりと、とっても居心地のいい下宿でした。

ちなみに、家賃＋共益費で、２万５千円　（但し、電気代は別なので、実質３万弱）。

当時、（かれこれ２０年近く前）バブル景気の真っ只中だったので、学生専用のマンションやワンルームの相場は、家賃だけで５～６万だったことを思えば超破格！！

何より、単身田舎から出てきた筆者にとっては、ここで数々の思い出が生まれました。お金には代えられない思い出がたくさんあります。

久々に食べた【シュートレン】は、とっても甘くて、なんとなく青春時代を思い起こさせてくれました。