転機

それなりにのほほーんと毎日を過ごしてきたものの、これまでに幾度か人生の転機と呼べる出来事があったように思います。

子どもの頃から大人になるまでの環境の変化や時系列の出来事もそうですが、何より、日常の人との何気ない言葉のやりとりだったり、ちょっとしたことから大きな出来事まで。
あの時の「あの出来事」、あのとき、あの人との「あの会話」。
人との出会いや別れ。思いもしなかった事実。現実を受け入れられずに涙を流し、しかしまた、その現実を受け入れるために涙を流し・・・。

どちらかというと、笑ったことよりも、泣いたことの方が、その後の自分を成長させてくれたような気がする。辛さや悔しさがバネになり、新たな価値観を生み出し、後の自分を変えるきっかけになったのだと思えば、涙も決して無駄なものでもないように思う。

単に他者への反発やアンチテーゼからくる行動は無意味なモノだと思うが、何かに傷つき、または誰かを傷つけてしまい、そこから必死に考え、何かを感じ取った人間は、おそらく何かを得ることができるはず。

【現実をありのまま受け入れる】ということは、実はとんでもなく難しいことではないかと思ったりする。素直に受け入れられずにもがいている人は案外多いのではないか？
しかし、やはり素直にありのままに受け入れなければ、前には進めないような気がする。

少し方の肩を抜いて、気楽に楽しみつつ前に進んでいきたいと思う。