くりきんとんの『自転車に乗って』

くりきんとんの『自転車に乗って』、 いい風を運んでいきます
“Every day is a new day.”

駆け引きは苦手です

2009-11-22 21:10:39 | Weblog
基本的に根が単純なものですから、人との交渉事や駆け引きが大の苦手です。
(今回はつぶやきです)

筆者は、まだ子どもの頃の方がその辺上手かったんじゃないかと思います。
まぁ、さすがに平気で嘘をつくことは出来なかった(というか、あまりに見え透いていてバレバレでしたねぇ)けれども、「自分に都合の悪いこと」や「不利なことは」ある程度黙っていられたはずなのに、段々と大人になるに従って、ソレが出来なくなってきました。

いい意味でお人よしの正直者、悪い言い方をすれば、ただのバカ正直ってことでしょうか。

先日、友人が意外な事を言ってきました。この友人は、仕事柄、交渉事や駆け引きを得意とする人で、当たり障りなく、サラリと上手く物事を持っていく会話術を身につけてきた筈の人なんですが、その人が
「嘘をつくってスゴイ緊張する事だよね。私には無理。だって苦しいもん!」
なんて話し出しまして・・・。
内心「うそー!!そんなこと無いやろー!!」とツッコんでしまいたくなりましたが、彼女曰く
「長時間自分の心を偽るなんて出来ないもん!これって相当精神的に強い人じゃないと出来ないよ。無理にそうすれば、態度や表情がかなり不自然になりそうだから」
なるほど、それはそうかもね。
筆者だけじゃなかったんだって少しホッとしたと共に、その友人がより身近な存在に思えました。

本来、大人ならば、時に本当のことを黙ってなきゃいけないこともあります。相手に余計な心配や気遣いをさせたくない場合。自分の利益ではなく「相手のことを思ってこその嘘」も存在するんじゃないかと。
ただ、この考え方は、「時として驕りではないか?!」と思うこともありますが・・・。

相手の事を気遣うってどういうコトなんだろうか?
相手の立場に立って、相手の気持ちに沿っているつもりでも、どこか勝手な想像で相手のコトを見限ってませんか?
下手すりゃ、「アンタ、一体何様のつもり?」って事にもなりかねないような気がする。

ある方の言われた言葉が頭に残って離れません。この方は民生委員をしている方で、立場上、他人のプライバシーに関わってしまうこともあるのだとか。
「自分は決して偉くないし、特別な存在じゃないんだ。ごく普通に人とお付き合いしているにすぎない。だから、決して上から目線で他人に接したくはない。」と言っておられました。そうやって自分自身を戒めておかないと、ともすれば驕りの心につながりかねないからとのこと。

なるほど、何となく深い言葉だなぁと思います。
でも、この方はおそらく「立場上知り得たことは決して口外出来ない」というプレッシャーと日々対峙しているんだろうなぁと思います。
話の流れ的に矛盾しているかも知りませんが、人に気を遣うが故の嘘もやはり存在するんだと思います。しかし、その一方で、相手をどう捕らえるか、相手の状況次第で対応が違ってくるのかも知れません。

本当の大人とは、物事を深く見つめて、それをスマートに対処できる人ではないだろうか。だとすれば、まだまだです。
人の心の中をしっかりと真直ぐに見つめて、周りの噂や雑音に流されることなく、判断していきたいと切に願う今日この頃です。
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