久々に『アンプラグド・ライブ』を少しだけ見ました。
あの、独特の緊張感がいいですねぇ。
『アンプラグド・ライブ』は、安全地帯のデビュー10周年のツアー 『ACCOUSTIK SPECIAL NIGHT』の最終日、12月26日 神奈川県民ホールで行われたライブをノーカットで収録したものです。
このライブの後、彼らは2回目の活動休止に入ります。
(この2回目が実に長かったです。バンドとしては、ほぼ10年間休んでましたから。10年活動して、10年休むっていうのがスゴイなぁ。とはいえ、活動休止期間中は、武沢さん以外は玉置さんのソロコンサートをサポートされてましたし、武沢さんはプロデューサーとしてあちこちでお仕事されてましたから、皆さん全くのお休みというわけでもないんですが・・・)
筆者の個人的な意見としては、このライブだけは、他のライブとは違っており、時間と気持ちに余裕がないと見ることができません。
まぁ、DVDなんて時間に余裕がないと見られるものでもないですが、コレはそういう意味ではありません。
全盛期の頃の安全地帯のライブは、セットも機材も、編成も、衣装も華やかで、当時のものとしてはかなり豪華な感じがするのですが、このライブは実にシンプルです。(というよりも地味と言った方がいいかも)
照明も、全体的に暗くて、撮影しているカメラの台数も少ないです。
実は、カメラの台数が少ないのには理由があって、このライブの前に、既に日本武道館のライブで撮影が終わっていたはずなのですが、玉置さんが「納得いかないので撮りなおしたい」と言い出したそうです。予算は武道館の撮影でかなり使ってしまったため、最低限の費用で撮影することになったそうで。
(玉置さんは昔から完璧主義者だったんですねぇ。コレって、素人ならすっごくもったいないことだと考えそうですが、やはり「納得がいかない」そうで・・・)
また、このライブは、事前に曲順の打ち合わせが全くなかったそうで、玉置さんがギターをかき鳴らして適当に歌いだした曲に合わせてメンバーが演奏していくというとんでもない構成になっています。
曲順は、DVDのジャケットに書いてあるものの、時折、玉置さんの前フリが長すぎて、なかなか曲が始まらず「どうしたんだろう?!」と、見ているコチラが心配してしまうこともしばしば。
しかも、途中のステージパフォーマンスで、玉置さんの様子に驚かされるシーンもあり、見ている側も、手に汗握るほどの緊張感(というか緊迫感)を感じてしまいます。
まぁ、「全編にわたって緊張しっぱなし」というわけでもなくて、途中からは、メンバーやお客さんの表情にも余裕というか笑顔が見られるシーンもあり、ホッとさせられますが・・・。
まぁそんなこんなで、このDVDだけは、見ている側の気持ちに余裕がないと、なかなか見ようとは思わない作品かも知れません。(見ていて相当に疲れますから)
しかし、サポートメンバーなしの5人だけで全てを演奏するがゆえに、その演奏技術の高さが際立ちます。華やかさを削ぎ落としているがゆえのよさが見えてきます。
しかも、アルバム『Ⅶ』『Ⅷ』の曲が多くて、ロック色・メッセージ色の強い作品が多いです。過去のヒット曲は、メドレーであっさりと流すように歌っているだけという選曲も大胆です。
『プラトニック>DANCE 』『1991年からの警告 』などの曲の後に続く『好きさ 』には、その迫力に圧倒されます。あの『好きさ』には、それまでのTVの歌番組では見たこともないような力強さと勢いを感じます。
『夢の都』『花咲く丘』この静かで穏やかな曲には、むしろ魂の叫びが聞こえてきそうです。六ちゃんのキーボードが光ってました。
【あきらめないで】というフレーズが、いろんな意味で、いつまでも心に響きます。
中盤の盛り上がりとしては、『ナンセンスだらけ』『Big Star の悲劇』あたりは、その演奏技術のすばらしさに息を呑んでしまいそうです。田中さんのドラムが全体を引っ張ってましたね。
続く、『ジョンがくれたギター』『We're Alive 』では、一緒に気分が盛り上ってきます。武沢さんのギターソロに圧倒させられました。
そしてその後、『俺はどこか狂っているのかもしれない』のパフォーマンスでは、見ていてハラハラどきどきさせられます。(このシーンを初めてみた時は、正直相当にドン引きしてしまいました)
『ブルース・インプロヴィゼーション』というのは、玉置さんが適当にブルースを弾きながら歌ってましたが、ここでは矢萩さんのブルースの引き出しが駆使されてましたねぇ。
このあたりまで見てしまうと、もう目が離せなくなります。
後半は、過去のヒット曲のメドレーや、いろんな時期のアルバムからのナンバーですが、このあたりも選曲がいいなぁ。
最後まで見てしまうと、もうため息が出るか涙が出るかというくらいの感慨深さがありますねぇ。
(今日は時間の都合で途中までしか見られませんでしたが・・・)
また時間のあるときにじっくりと見たいなぁ。
時にドキドキ・ハラハラしながら、ノリノリで大いに盛り上がりながら、そして、思いっきり涙しながら・・・。
見終わったら、彼らのすばらしいステージに大いに拍手したくなるくらいすばらしいライブです。
絶対に今度こそ、最初から最後まで、一人で全編ノーカットでじっくりと見よーっと!!
あの、独特の緊張感がいいですねぇ。
『アンプラグド・ライブ』は、安全地帯のデビュー10周年のツアー 『ACCOUSTIK SPECIAL NIGHT』の最終日、12月26日 神奈川県民ホールで行われたライブをノーカットで収録したものです。
このライブの後、彼らは2回目の活動休止に入ります。
(この2回目が実に長かったです。バンドとしては、ほぼ10年間休んでましたから。10年活動して、10年休むっていうのがスゴイなぁ。とはいえ、活動休止期間中は、武沢さん以外は玉置さんのソロコンサートをサポートされてましたし、武沢さんはプロデューサーとしてあちこちでお仕事されてましたから、皆さん全くのお休みというわけでもないんですが・・・)
筆者の個人的な意見としては、このライブだけは、他のライブとは違っており、時間と気持ちに余裕がないと見ることができません。
まぁ、DVDなんて時間に余裕がないと見られるものでもないですが、コレはそういう意味ではありません。
全盛期の頃の安全地帯のライブは、セットも機材も、編成も、衣装も華やかで、当時のものとしてはかなり豪華な感じがするのですが、このライブは実にシンプルです。(というよりも地味と言った方がいいかも)
照明も、全体的に暗くて、撮影しているカメラの台数も少ないです。
実は、カメラの台数が少ないのには理由があって、このライブの前に、既に日本武道館のライブで撮影が終わっていたはずなのですが、玉置さんが「納得いかないので撮りなおしたい」と言い出したそうです。予算は武道館の撮影でかなり使ってしまったため、最低限の費用で撮影することになったそうで。
(玉置さんは昔から完璧主義者だったんですねぇ。コレって、素人ならすっごくもったいないことだと考えそうですが、やはり「納得がいかない」そうで・・・)
また、このライブは、事前に曲順の打ち合わせが全くなかったそうで、玉置さんがギターをかき鳴らして適当に歌いだした曲に合わせてメンバーが演奏していくというとんでもない構成になっています。
曲順は、DVDのジャケットに書いてあるものの、時折、玉置さんの前フリが長すぎて、なかなか曲が始まらず「どうしたんだろう?!」と、見ているコチラが心配してしまうこともしばしば。
しかも、途中のステージパフォーマンスで、玉置さんの様子に驚かされるシーンもあり、見ている側も、手に汗握るほどの緊張感(というか緊迫感)を感じてしまいます。
まぁ、「全編にわたって緊張しっぱなし」というわけでもなくて、途中からは、メンバーやお客さんの表情にも余裕というか笑顔が見られるシーンもあり、ホッとさせられますが・・・。
まぁそんなこんなで、このDVDだけは、見ている側の気持ちに余裕がないと、なかなか見ようとは思わない作品かも知れません。(見ていて相当に疲れますから)
しかし、サポートメンバーなしの5人だけで全てを演奏するがゆえに、その演奏技術の高さが際立ちます。華やかさを削ぎ落としているがゆえのよさが見えてきます。
しかも、アルバム『Ⅶ』『Ⅷ』の曲が多くて、ロック色・メッセージ色の強い作品が多いです。過去のヒット曲は、メドレーであっさりと流すように歌っているだけという選曲も大胆です。
『プラトニック>DANCE 』『1991年からの警告 』などの曲の後に続く『好きさ 』には、その迫力に圧倒されます。あの『好きさ』には、それまでのTVの歌番組では見たこともないような力強さと勢いを感じます。
『夢の都』『花咲く丘』この静かで穏やかな曲には、むしろ魂の叫びが聞こえてきそうです。六ちゃんのキーボードが光ってました。
【あきらめないで】というフレーズが、いろんな意味で、いつまでも心に響きます。
中盤の盛り上がりとしては、『ナンセンスだらけ』『Big Star の悲劇』あたりは、その演奏技術のすばらしさに息を呑んでしまいそうです。田中さんのドラムが全体を引っ張ってましたね。
続く、『ジョンがくれたギター』『We're Alive 』では、一緒に気分が盛り上ってきます。武沢さんのギターソロに圧倒させられました。
そしてその後、『俺はどこか狂っているのかもしれない』のパフォーマンスでは、見ていてハラハラどきどきさせられます。(このシーンを初めてみた時は、正直相当にドン引きしてしまいました)
『ブルース・インプロヴィゼーション』というのは、玉置さんが適当にブルースを弾きながら歌ってましたが、ここでは矢萩さんのブルースの引き出しが駆使されてましたねぇ。
このあたりまで見てしまうと、もう目が離せなくなります。
後半は、過去のヒット曲のメドレーや、いろんな時期のアルバムからのナンバーですが、このあたりも選曲がいいなぁ。
最後まで見てしまうと、もうため息が出るか涙が出るかというくらいの感慨深さがありますねぇ。
(今日は時間の都合で途中までしか見られませんでしたが・・・)
また時間のあるときにじっくりと見たいなぁ。
時にドキドキ・ハラハラしながら、ノリノリで大いに盛り上がりながら、そして、思いっきり涙しながら・・・。
見終わったら、彼らのすばらしいステージに大いに拍手したくなるくらいすばらしいライブです。
絶対に今度こそ、最初から最後まで、一人で全編ノーカットでじっくりと見よーっと!!
いろんな事があるのかも知れませんが、ファンの一人としては、「(現実を踏まえた上で)何らかの【音】を聞きたい!」です。
数々の現実的な問題もいろいろとあるでしょうが、そこは、気長にいつまででも【あきらめないで】待っていたいですね。