今回の試験の中で最も出来が悪く思い出すのも嫌ですが、これも次回の試験に向けて重要なステップと考え、恥をかきつつも公開いたします。
問題をお持ちでない方は下記よりダウンロードできます。
http://www.nipponmanpower.co.jp/add/train/cyuushou/answer2004-02/data_files/cyu_2nd_q3_041012.pdf
《事例Ⅲ》
第1問(15点)
食品関連の機械製造業におけるC社の戦略的な特徴(a)取引面1つ(b)生産面2つ
【再現解答】
(a)
取引面では、商社経由での取引が一般的になる中、大手・中堅メーカーとの直接取引を行っている点である。
(b)
生産面では、設計から部品加工、組立など完成品に至る一貫した生産工程を、社内に保有している点である。
生産面では、単体装置と単体装置を複数組み合わせたライン装置の2つを受注生産で行っている点である。
【今思う解答】
(a)
取引面:他の食品関連の機械製造業と異なり、ユーザーと直接取引を行っているので顧客ニーズを収集しやすい。
(b)
生産面:同業他社と比べカップ麺の蓋の溶着が早い装置など、合理化、省力化機器の開発技術が優れている。
生産面:一貫した生産工程を社内に保有し、顧客の希望で機能や形状をカスタマイズして生産することができる。
~ コメント ~
問題文中の「特徴」の言わんとするところが何か、正直迷った。過去の試験では機会や強みをズバリ訊いてきたのであるが。
後に公開された「出題の趣旨」には「食品関連の機械製造業の業界と、C社の状況を適切に比較・分析し、戦略的に重要な要素を抽出できるか」とある。
ということはやはり「強み」をきっちり抜き出すことが重要だったのでは。
【再現解答】はそのあたりを濁して記述したためパンチが弱かった。
そのため【今思う解答】では現象面から何が「強み」なのか意識して記述してみた。
果たしてこれでよいかどうか。
第2問(20点)
C社の営業プロセス上の問題点と改善策
【再現解答】
営業プロセス上の問題点は、引合から仕様内容の確認、見積提示と顧客先へ3度足を運んでいる点である。改善策は、WEBアクセス可能なSFAを導入することにより、顧客先で見積提示まで一括して行うことで、営業業務の効率化と迅速な顧客対応を図ることである。
【今思う解答】
問題点は、営業部と設計部間の情報共有が不充分で、仕様書作成にも時間がかかり、失注している点である。改善策は、交渉に設計部も同席させ、仕様情報を共有し、仕様工数削減と仕様確定の早期化を図る。また、顧客に対し早い段階から技術的側面からの提案を行う。
~ コメント ~
営業プロセスの効率化という観点から、安易に情報システム導入へと走ってしまった。
「出題の趣旨」にも「実行可能性のある改善策」とある。SFAなど導入しなくても「設計部と営業部が同行」すればいいのである。
実は試験中、私の頭の中には与件の「大都市圏に本社(営業部、総務部)、地方圏に工場(設計部、資材調達部、製造部)」が強くインプットされ「情報ネットワークによる改善」しか浮かんでこなかった。
もう少し冷静に考えられれば、与件文最後の「製品の引渡しは営業部と製造部が立ち会って、客先で行われる。」というフレーズを見落とさなかったと思う。
納品に同行しているんだから、交渉にも同席しろよ、程度の問題だったのか。「実行可能性のある改善策」なのだから。
またこの問題のもう一つのポイントは「技術的側面からの提案ニーズ」を解答に落としこめるかというところにあるような気がする。
この与件に登場する唯一ともいえる機会「技術的側面からの提案」を解答に書き込めるのはこの設問しかない。
次回につづく
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